.青い薔薇の正体. ページ19
ﾄﾞﾗｺ「あの時僕は必死で覚えたんだ」
『花を咲かせる呪文？』
ﾄﾞﾗｺ「あぁ。あの薔薇綺麗だっただろ？」
Aは確信した
今のお兄ちゃんならアプローズを咲かせられると
『今もそれ、咲かせられる？』
ﾄﾞﾗｺ「やろうと思えばできるんじゃないか？」
ﾄﾞﾗｺ「……
ドラコは杖を振ってみせた
するとやはりみるみるうちに真っ青で綺麗な薔薇が咲いた
ﾄﾞﾗｺ「青も綺麗だな」
『これ持って帰ってもいい！？』
ﾄﾞﾗｺ「いいぞ」
花束を大事そうに抱えるA
ドラコはそれを愛おしそうに見つめた…
【↓より若干ドラコside】
彼はまだAのことを妹、そして家族だと思っており
僕の妹はAだけだ。とも思っている
しかしAと純血主義のブラック家が絶縁状態の今
そんなことは口に出せないのだ
この前我が家で行われた例のあの人との会議中もそうだ
ー
ｳﾞｫﾙ「……お前の家の無能なお嬢さんが見当たらないな」
ﾙｼｳｽ「…あの者とは縁を切りました」
脱獄直後だったベラトリックスは甲高い声で笑った
ｳﾞｫﾙ「何故だあいつは魔法薬学は得意だった。上手く利用すれば勝算も高くなる」
ﾙｼｳｽ「…出ていったのです」
ｳﾞｫﾙ「逃したのか。せっかくの駒を」
ﾙｼｳｽ「し、しかし！アイツはスクイブです。所詮無能なのです」
ｳﾞｫﾙ「まぁよい…セブルスはまだか…先に会議を始めるぞ。」
…
ー
もう父上はAのことを家族だと思ってないのか…
『…ラコ？』
所詮僕のことも利用価値のある奴としか思っていないんじゃ…
『ドラ…！！』
『ドラコ!!!』
ﾄﾞﾗｺ「なんだ」
『ボーッとするからどうしたかと思ったよ！』
ﾄﾞﾗｺ「すまない。」
『トンクス待ってるから行くよ？』
ﾄﾞﾗｺ「わかった。そいつの元まで送る」
トンクスは近くの店で本を読んでいた
ﾄﾝｸｽ「おかえりA！って…あんたそれ…」
アプローズを見て固まるトンクス
『うん！お兄ちゃんが咲かせてくれたの！』
ﾄﾞﾗｺ「フンっ」
ﾄﾝｸｽ「よかったね！じゃあ、帰るよ？」
差し伸べられたトンクスの手。
これを握ればまた彼とは離れ離れになる
ﾄﾞﾗｺ「…僕はもう行くぞ」
と未練もなさそうにスタスタと反対方向に歩くドラコ
寂しそうに見つめるA
《やっぱり僕の家族は4人だ。それ以外ありえない_》
『！！』
涙を浮かべながら開心術も悪くないと思ったAであった
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葵 - 続編とても待ちどうしいです！頑張ってくださいまってます！ (5月14日 9時) (
レス) @page50 id: fad29a6ed8 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - ひなのさん» 嬉しいです！ありがとうございます。これからは毎日更新にしていければと思っています(><) (2022年6月15日 22時) (レス) id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - いつも「はぁ？なにこれ最高かよ！」と思いながら読ませて頂いてます。私は欲を言うと毎日更新の方が嬉しいですが、作者様の無理のない更新頻度で大丈夫です！(更新して頂けるだけでありがたい)これからも応援してます！ (2022年6月15日 6時) (レス) id: 7ba680f472 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - マナさん» 最終章の展開まで構成を練っていますが、今後の展開を話したらお話が面白くなくなるかもしれないので秘密です^^*！ 夢主闇堕ちエンドなどにはならないのでご安心を！笑 (2022年5月27日 21時) (レス) @page4 id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 主人公は幸せになるのでしょうか？ (2022年5月27日 13時) (レス) @page5 id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2022年5月27日 11時
