【文スト】言葉にできない愛を捧げるー紫水晶の狂奏篇ー

ーー？？ ページ20

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「ーー嗚呼、そうだ」



ロシア帽を被った男は思い出したようにポン、と手を叩いた。



「何だ？」



赤髪の青年は、男を見やる。




「迚も興味深い情報を手に入れましたよ。ーー君の1番上のお義兄さんの」


「……一体、何だ？」



青年は不快そうに眉を寄せる。


男は三日月形の笑みを浮かべ、楽しそうに云った。




嫌な予感がした。






「ーー彼は幼い頃に、悪魔と契約を交わしたようです」








その言葉に、"神"は大きく目を見開く。





「一応、知らせておこうと思いまして」

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