一話 ページ2
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「柊先生、大丈夫ですか？」
「大丈夫ですよ」
段ボールの山を見て、私は言った。
学校では付き合っていることを内緒にしているから、基本、敬語。
「先生、オッス！！」
魚住さんが段ボールの山に体当たりをする。
ああ⋅⋅⋅⋅⋅段ボールが⋅⋅⋅⋅。
「HR遅刻すんなよー」
宇佐美さん達は笑いながら走り去っていった。
「先生、大丈夫ですか⋅⋅⋅⋅⋅⋅？」
「ああ。良いよ、重いだろ？」
「でも、」
「これくらい持てるから」
一颯さんは柔らかい笑みを浮かべる。
でも、中身が中身だから⋅⋅⋅⋅⋅と思ったけど、確かに重いから、一颯さんに任せる。
美術室に運び終える。
「いよいよ、ですね⋅⋅⋅⋅⋅」
「怖いか？」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅怖い、です」
一颯さんの手が私の両頬を包み込む。
「貴方を、失うかもしれない⋅⋅⋅⋅⋅から」
私はそう呟いて、笑う。
笑わないと、泣いてしまいそうだから。
泣いちゃ、ダメ。
まだ泣いたら、ダメ。
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅ごめん」
「謝らないで、」
「巻き込みたくなかった」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
一颯さんは、そっと触れるだけの口づけを落とす。
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅後戻りは出来ないぞ？」
「覚悟の上です」
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！応援してます！！ (2022年8月23日 12時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 応援してます！再新頑張って下さい^ ^ (2019年1月20日 20時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
いお - やばい、、、、好きだわこれ (2019年1月17日 17時) (レス) id: 3c8e86e010 (このIDを非表示/違反報告)
白い茉莉花 - 灯さんの作品が大好きです…！続きまってます！ (2019年1月16日 23時) (レス) id: df75c9a137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年1月16日 22時
