天界のお話 (ページ34)

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第三十話　服屋2 ページ34

ｙｏｕ視点
「みさき、太陽神はどうなったの。」
みさきは､､､､主人専属の情報屋だ。私の立場じゃ堂々と調べられない情報もみさきは知っている。服屋をやっているのは、街の情報を集めるためだ。
みさき「今は確か、夢幻に仕舞われてるよ。」
夢幻。創造神様の造った牢獄の事。自分の思ったこと全てが叶う牢獄は抜け出すことが出来ない。幸せに酔い、時には恐怖に狂い、そして牢獄に堕ちていく。重罪を犯した者がそこに送られる。
「夢幻にか､､､､なら安心かなぁ、さてじゃあ次は月神は？」
みさき「､､､､Aが見た通りだよ。」
「正直あの時正気じゃなかったから記憶がうっすらとしかないんだよね。でも､､､､酷い有様だった気がする。魂ごと破壊されてた。」
みさき「､､､､。一連の騒動はまだ終わってない。だけどそれを報告する事は私でも出来ないよ。」
あれは､､､､あの騒動のキッカケを作ったのは､､､､まで行って口を噤む。握った手のひらに爪が食い込む。

沈黙。

「採寸、終わった？」
みさき「､､､､終わったよ。」
「服の指定をしたら別の買い物も済ませてくる。その間に進化神の胴体の場所を精霊を使って調べてほしい。」
みさき「了解。それじゃあね。」
私が採寸室を出ると後ろから精霊との会話をしているような霊力の流れを感じる。
「仕事が早いな。」

店の中に戻ると服の指定を終えた二人が居た。

ut「おかえり〜それじゃ、鮫君行ってらっしゃーい！」
鮫「はい！」