天界のお話 (ページ4)

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第二話　私の主人2 ページ4

y o u 視点
私が主人の元を離れるのは食事や、就寝のとき、神達しか参加出来ない集会の時だけだ。
だから一番主人に危害が加えられるタイミングがこの時、なので私は信用できる「ユウ」に任せている。ユウは私の双子の兄で普段は主人の手伝いとして書類仕事をしている、まあ文官みたいなものだね。
それに城に入るためには基本的に害のない者と決まっているから襲撃なんてほとんど無いのだ。強いていうのなれば少しだけ恨みを持ってて出来心で火をつけたとかはあるのだが、それもそんなにない。
気がついたら食堂に来ていた。だが少し質素だ、私の立場からしたら。でも使用人とかの場所よりは綺麗なので誰も文句を言わない。
食事は選べるのだが日替わり定食以外、新しい料理は滅多に食べられない。少し残念だが我儘を言えるほど偉くないのだ、諦めておこう。
そういえばここでは、主人のお付きの者である私が一番立場が上だった、なんだか道を開けるから何故だろうと思ったがそういう事だったのか。まあいい、さっさと昼食を取ることにしよう。

第三話　城にいる神達→←第一話　私の主人