黒バスに転生トリップした男主

才能 ページ30

俺は思い出せなくて悩んでいた

「聞いた事があるんだが…」

思い出せない…

青「どうしたんだよ?そんなに悩んで」

「いや…なんでも…」

そう言って顔を上げると大輝の後ろに不良3が立っているのが見えた

懲りねぇ奴だな

俺は不良1の背中から立って思いっきり蹴り不良3の所まで走った

青「どうしt…」

大輝の横を走り抜け不良3の後ろにまわり男の大事な!!大っっ事な所を遠慮なく思いっきり蹴った

不良3「!!!!!!」

不良3は泡を吐きながら倒れてしまった

「…足が汚れた」

俺は心底嫌そうな顔でそう言う

青「お、おま!!お前…!!」

大輝が蒼白した顔で俺を見る

青「容赦無さすぎるだろ!!」

「これぐらい別にいいんじゃね?」

俺は不良1の所に向いながらそう言う

青「男の大事なトコだぞ!?」

「俺は痛くないし関係ない」

青「お前…鬼畜すぎんだろ…」

「褒め言葉としてとっておこう」

不良1の所につきその上に座る

不良1「ぐぇっ」

うん…中々気に入った
俺、Sに目覚めるかも

大輝が俺の事を怯えながら見る

「ﾊｧ…バスケしたかった…」

結局バスケが出来なかった

青「お前…バスケ出来んのか!?」

大輝がめちゃくちゃｷﾗｷﾗした目で見てくる

「一応出来るけど…」

青「ならしよーぜ!!バスケ!!」

「俺めちゃくちゃ弱いけど?」

青「それでもいいからしよーぜ!!」

何と言うか…バスケ馬鹿?
何コイツ…

まぁ俺もしたいと思っていたからする事にした

やっぱり思うようにはボールがゴールの中に入らない

そうなると思っていた

その思惑とは違いボールはゴールの中へと入っていった

「(…いや、これはマグレだ)」

そう思い大輝からボールを奪いまたシュートする…それも入る

入れようと思っただけで入る

「(何だ…コレ…)」

何なんだよ…!!

結果は俺の圧勝

青「お前めちゃくちゃバスケ上手いな!!」

「………」

青「俺時間だから帰んねぇーといけねぇーけどまたバスケしよーぜ!!また明日ここに来いよ!!」

大輝はそう言って帰って行った
俺はその場に残る

立ち尽くす俺
ふと足元にあるボールを拾い上げる

そしてハーフコートからそのボールを適当に投げる

スパッ

そのボールはリングにさえ当たらずに綺麗に入った

「何なんだよコレは!!」

今日やってばかりだった
最初は全然ゴールに入らなかった

それが楽しかった

なのに…

「こんな事なら…しなければ良かった…」

つまらない…バスケなんて

「こんな才能なんていらなかった」

思い出す→←青髪

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