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⠀ ⠀ ⠀
「…もうやめて、お願い」
「は？うるせえよ、金稼いでりゃいいんだよお前は！」
もう限界だと、振り絞るように出した僕の言葉に怒って投げつけられたマグカップ。大きな音をだして粉々に床に散らばった。
固まる体をどうにか自分の腕で抱きしめて部屋の隅に逃げる。
痛い。
誰か助けて。
彼を助けたい。
何度怒鳴られて殴られて、物を壊されてもこの時間に慣れることはない。
全身が震えて冷たくなる。
その後もずっと、罵声と暴れる音は止まなくて。
壁に体を預けて遠くを眺め続けた。
狭いアパートの中で暴れ続ける彼は僕の恋人だったはずで、
今もその肩書きは変わらないはずなのに。
怖くて怖くてたまらない。
でも彼をどうにか救いたい。
床に散らばる、お揃いで買ったマグカップ。
心臓がキュッとなった。もう何も見たくなくて目を閉じる。
ふと働いているパン屋の常連の若い男の子を思い出した。
いつも長袖を着てる彼。
背が高くて体格が良くて、人見知りそうだけど整いすぎている顔。
愛想がいい方ではないけれどちゃんとお礼や返事をする人で。
何で彼を思い出したかわからない。
強そうだからかな。
その子なら今暴れてる彼を止められそうだからかな。
ふとした仕草や挙動に癒されてたからかな。
まあ、もう何でもいいいか、
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ろう(プロフ) - いつみてもぎゆさんの言葉ずっとすきです。もしかしたら、て思ってまた覗いてみたら、また更新停止してるけどやっぱりこの二ページだけですきなきもち再奮してます。ゆっくり、気長にまってます (6月30日 0時) (
レス) id: f67585d59d (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ(プロフ) - こいぬくんさん» 返信ほんとに遅くなってごめんなさい、、有難うございますがんばれます…( ; ; ) (6月16日 10時) (レス) id: 6f45eaebbb (このIDを非表示/違反報告)
こいぬくん(プロフ) - ううう… ぎゆさんの作品どれも好きすぎてはげそうです… (2023年4月18日 23時) (レス) @page2 id: 0686dad9b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎゆ
| 作成日時：2023年4月1日 21時
