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ホテルの部屋に入ると、すぐにAが寄ってきた。
今思ったけど、二ヶ月前は黒髪だったくせに今は綺麗な金髪になっている。
海外の王子みたいでウゼエ。
「遅いよひょん、」
知らねえよ運転手に言え、アホ。
とは言えず、悲しそうに甘えてくるAを抱きしめる。
上半身を曲げて、俺の首元に顔を埋めているA。
yg「っ、おい、噛むな」
「無理、全身俺のものって跡つけていい?いいよね、ねえヒョン、」
yg「は?ぶっ殺すぞきもちわりい、落ち着け」
「いっだあい!!!!ばか!!!!デコピン嫌い、容赦ない〜〜〜」
バチン、とデコピンすればいつものヘラヘラしているAだった。
さっきまでの俺が欲しくて仕方ない、という雰囲気は消えて
見せたいものある!と俺の手を引っ張ってベッドに連れていかれる。
「ヒョンにプレゼント、百本の薔薇だよ。受け取って、」
yg「馬鹿じゃねえの、」
ベッドに無理やり座らされて、目の前に差し出される大きな真っ赤な花束。
Aを見上げれば可愛い犬みたいな笑顔で俺を見ている。
ほんと、こいつはずるい。
ベタだし、男に花束なんか、って思うのに。
心臓がどきどきするのが抑えられない自分に嫌気がさす。
結局のところ俺は、こいつに何をされても嬉しくて仕方がない。
yg「百本の薔薇の意味、わかってんのかよドアホ」
花束を仕方なく受け取りながら匂いを嗅ぐ。
隣にAが座って、肩を抱き寄せられる。
「分かってなきゃ百本の薔薇なんて用意しないよヒョン、」
Aのキスが降ってきた。
ああ、熱苦しくてウザったい。
勝手に甘い声が出て恥ずかしくなる。
そんな優しいキスなんかしてんじゃねえよ、きもちわるい()。
yg「ん、 ぁ っ、…ちょーしのんな、」
「あは、ほんとかわい、あいしてるよ」
甘雨の中で接吻を
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もな(プロフ) - はひ~~(;_;)この素晴らしい作品を以前にみてこの作品のお陰でBANANAFISHを知って昨日全部アニメを見終わってこの作品のことを思い出して泣きながら探したらあって...(;_;)本当にありがとうございます!!!うるせえ、愛だほんとに好きです!!これからも頑張ってください!! (2021年4月2日 16時) (レス) id: 74191837d1 (このIDを非表示/違反報告)
1008owarinosera(プロフ) - ここで、BANANAFISH入れてくるのは、反則じゃないですか?神ですか?神ですね、ありがとうございます_|\○_ (2020年6月19日 1時) (レス) id: 3b1c88a893 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ(プロフ) - 柚木さん» コメント有難うございます、嬉しいです、書いて良かったです泣 (2020年6月18日 2時) (レス) id: 7b597d7205 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ(プロフ) - きょうさん» んんん有難うございます( ; _ ; )書いてよかったです〜泣 (2020年6月18日 2時) (レス) id: 7b597d7205 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ(プロフ) - きょうさん» 嬉しいです有難うございます書いてよかった;_; (2020年6月18日 2時) (レス) id: 7b597d7205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぎゆ | 作成日時:2020年5月30日 23時