うるせえ、愛だ

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睡眠薬を無理やり飲まされてから六ヶ月。

Aがもう俺に会うつもりがないんだと思った。

それか死んだか。





勝手に野垂れ死にしとけよ、クソ。





Aが六ヶ月も会いにこないのは初めてだった。

そこらへんの女で欲求を満たしてるんだと思ったら腹が立つ。死んどけ。








th「ヒョン最近明らかに機嫌悪いですよね」

jm「マフィアが関係あんのかな」

nm「そうか？四年も俺らに秘密だったんだし影で会ってるんじゃ」


yg「全部聞こえてるからな」







いつものようにパソコンで作業をしながら、首のネックレスを触る。


ほかのメンバーもいつも通り。穏やかで平和。
あれから新曲のリリースもツアーも成功した。




Aのネックレスを付けるのにももう理由がないと思った。

けれど外すのもめんどくさくて。






風呂や寝る時もずっと付けたまま。

俺の首に付けられていた時から、チェーンも綺麗な緑色の宝石も少しくすんでいて、


Aと体を繋げる時もこのネックレスが揺れていたことを思い出した。

きっとAも肌身離さず付けてたんだろう。






今日家に帰ったら外そう。


毎日これを考えているのに。









けどその日の夜はついにネックレスを外した。





アクセサリーボックスに仕舞いこんで、

Aのこともほぼ忘れて過ごした。









いつの間にか二年という時間が二人の間に流れていた。


いや、もう二人じゃないか。




俺ら今は一人だもんな、A。









クソガキ。

殴っときゃ良かった、あの日。




次俺の前に現れてみろ、知らないふりをしてやる。






yg「恋人でもつくるか」










猫の目に街









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