83 ページ16
凄く喜んでくれて、“美味しい美味しい”と嬉しそうに食べる彼女を見て、“また何処か連れて行きたいなぁ”と密かに思った。
アップしたのを見たいと言われて見せれば、“写真撮るの上手なんですね、いいねの数すごい…。”と呟いていた。
多分このいいねの数は、Aちゃんのこと見ていいねした奴が多いと思う。
「とりあえず私なにも分からないので…ダイヤモンド先輩は行きたいところないんですか？
お付き合いしますよ！」
「じゃあ俺、そろそろ髪ゴム新しいの欲しくってさ。選ぶの手伝ってもらっていい？」
どうせ髪ゴムを買うなら雑貨屋になる。
そこならAちゃんも楽しいだろうな。
入った雑貨屋は、この辺ならよくあるようなお店。
輝石の国はあちこち映えスポットで、この辺ならよくあるようなお店でも、他の国には無いようなお洒落さだからめちゃくちゃいいねがつく。
俺もNRC行くまでこれが当たり前だと思ってたっけ…。
俺は目的通り髪ゴムを選ぶ。
ただやっぱり種類も豊富で迷う。所詮男子校だけどちょっとしたこーゆーお洒落って楽しいじゃん？
ということで、俺はAちゃんに2つのゴムを見せた。
「あれ、無反応？」
「いや、どっちもすごくお似合いなので…。」
一瞬無言を貫かれたから無視されたのかと思った。赤いゴムと緑のゴム。
Aちゃんは俺の手の中にあるふたつを真剣に見る。
え、そんな悩むの？
暫く悩む彼女に、“あ、なるほど。この2色は合わないってことか。”と納得した俺は“黒かな？”と聞いた。
「まって緑！」
慌てたようにわりと大きめの声で言う彼女に、思わず目を瞬かせた。
まずAちゃんそんな大きめの声出るんだ…と驚いたし、案外ちゃんと悩んでてくれたんだなってそこにも驚いた。
「まぁ、緑って色の濃淡によっては変ですしね。
ただ、髪ゴム程度なら全然ありかな、と。
ダイヤモンド先輩の瞳と同じ色だから、変じゃないと思います。」
俺の瞳の色とかちゃんと見てるんだ…。
そういえばこの子、喋る時ちゃんと人の目見て喋る子だなぁ。
Aちゃんの意見を聞いて、やっぱりちゃんと考えててくれたんだと驚いた。
それと、話す時の雰囲気が、なんか少し変わった。
いつもはふんわりと…なんとなく何処かのお嬢様のような、優等生感満載の話し方と雰囲気だったのに。
今の彼女はラフな感じで、普通の、接しやすい女友達って感じだった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ダイヤの兵士の独白。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 610人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
処刑人 - あの‼サキさん俺と一緒に佐藤さんの、ファンクラブ作りませんか!!! (2022年3月18日 21時) (
レス) id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - はぁ好き…やっぱこの話大好きです()どうして占ツクは1人1回しか評価を押せないのか…1日1回とかになりませんかね…いや1日1回でも足りませんけど( コメントは回数制限ないので何回も愛を叫びに来ますね！！！()佐藤ちゃんもこの作品も作者さんも大好き！！！！(( (2022年3月17日 19時) (レス) @page48 id: 98549c63dc (このIDを非表示/違反報告)
処刑人 - あの、俺・・・前・・火星って名前でやっていたのですが。火星だと気づきましたか？（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ。 ブッチ先輩と俺もハグしてみたい・・・・！。 (2022年3月16日 19時) (レス) @page48 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人 - 俺ね、バスケ部メンバーの中でもバイパー先輩が好きです。表がなくなったのにアルアジーム先輩を仕方なく世話してる感ね？も〜〜〜〜ね 所出てきてない寮わ一体・・・・。 (2022年3月12日 16時) (レス) @page43 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - いやぁ佐藤ちゃんやっぱ好き〜〜〜…本当に噂の件は言ってる人達全員潰しに行きたいです()佐藤ちゃん一生推します…作者さんに感謝…こんな素敵な作品とキャラクターを生み出してくれてありがとうございます…！！作者さんも大好きです((( (2022年3月11日 10時) (レス) @page40 id: 98549c63dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
