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目を覚ました時、車両は変なもので覆われていて、とにかく人を守らなければと思った。




「さぁて。私は何両守ればいいのかなぁ。」




次の瞬間、爆音。
知っている気配に嬉しくなった。




「杏くん。」

「我妻少年たちが3両守ってくれている。」

「じゃあ私も3両守るねぇ。」

「むっ…!これは8両編成だ、君が3両守ってしまっては」

「柱の体力温存。何があるかわかんないよぉ。
さぁ、杏くんも戻って残りの2両ちゃあんと守ってねぇ。」

「うむ!そうだな、では頼む!」

「はぁい。」




直ぐに離れた杏くんの気配を探る。
そして善逸くんの気配を辿って…近くに禰豆子ちゃんも居るね。
なるほど、2人で守ってるんだ。
炭治郎くんと伊之助くんは、すごい移動してる。
そばにあるもうひとつが鬼の気配か…上弦ではないな、下弦か。




「あの2人なら心配ないねぇ。」




じゃあちょっと本気出しちゃおっと。




「炎の呼吸、弍ノ型。登り炎天。」




次。




「参ノ型、気炎万象。」




次。




「肆ノ型、盛炎のうねり。」




次々に来る攻撃を攻撃でいなしたり、防御に徹したり。
いつまで続くのかなぁこれ。なんてぼんやりと考えた。
いつの間にか先頭車両に移動した気配を探り当て、そろそろかなぁ、まだかなぁ、とみんなの気配を辿りながら戦っていた。
ふと、鬼の気配が途切れた。




「おっ、やったかなぁ。」




だが、おかしな車両の動きにまさかと思った。




「うそぉ。ははっ…暴走機関車じゃん。
このまま行けばド派手に脱線する。」




脱線は免れないと考え、乗客がなるべく被害を負わないで済むよう1箇所に集める。
案の定、脱線した。
まだ、ひとり、残っていた。




「届けっ…!!!」




手を伸ばす。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ド派手に脱線。

閑話1→←41



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廣岡唯 - ウホウホうおぉ好きぁ (4月16日 11時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 親の制限でなかなか来れないですが開くたび楽しみにしてます!!このお話めっちゃ好きなので頑張って下さい!! (12月26日 8時) (レス) @page16 id: 5fbc771ab4 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - うわすきなにこれ好き(語彙力どこぞへ) (12月22日 17時) (レス) @page14 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - うおぉ・・・凄い楽しみです!! (12月5日 19時) (レス) @page5 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皐月 歩 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月5日 16時

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