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「パパの横で、並んで戦いたかったからかなぁ。
ただ守られているより、私も一緒に戦いたかったの。」

「そうか、素敵だ。」

「んふふっ、ありがとぉ。」




眠ってしまった禰豆子ちゃんを炭治郎くんに渡してその場を後にした。

禰豆子ちゃん可愛かったなぁ、炭治郎くんととっても仲良そうだったぁ。
ひとりっ子だけど…うーん…まぁ私はいいかなぁ。
パパひとりと、ママ3人いるし。




「入隊のきっかけかぁ…。」




他人に改めて聞かれたのは初めてだったかもしれない。
パパの隣で並んで戦いたかったのは本当。
守られているだけが嫌だったのも本当。
でもそれだけじゃなかった。
パパが鬼を殺したところを見たのは、1度きり。

『ここで目ェ瞑って、耳塞いで待ってな。
全部終わったら俺がお前の肩を叩くから、そしたら耳も目も開けていい。』

本当は見てしまった。その斬る瞬間。私の父と母だった人は、私を見て…ほんの一瞬苦しそうに顔を歪めた。
その理由は、今もわからない。
パパが2人を斬った。斬った瞬間、私は目を瞑った。
その瞬間を見てから。目を瞑ったのだ。

その頃の私には、今起きた出来事がなにか分からず、2人がいなくなったと探した。
『一緒に来るか』と聞いてくれたパパに、意味もわからず着いて行ったことを、間違いだとは思っていない。

場違いにも、私は、斬った瞬間をこの目にした時。
カッコイイと、思ってしまった。
自分の両親が殺されたというのに。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

自分はイカれていると知っている。

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廣岡唯 - ウホウホうおぉ好きぁ (4月16日 11時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 親の制限でなかなか来れないですが開くたび楽しみにしてます!!このお話めっちゃ好きなので頑張って下さい!! (12月26日 8時) (レス) @page16 id: 5fbc771ab4 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - うわすきなにこれ好き(語彙力どこぞへ) (12月22日 17時) (レス) @page14 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - うおぉ・・・凄い楽しみです!! (12月5日 19時) (レス) @page5 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皐月 歩 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月5日 16時

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