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無事、今年の最終選別を切り抜けた彼らと出会ったのは、竈門炭治郎が柱合会議で裁判にかけられた後だった。




「ねぇ、渡辺さん。鬼の娘ってどんな子かなぁ、仲良くなれるかなぁ。」

「警戒シテクダサイ。マダ安全ト決マッタワケジャナイ。」

「大丈夫だよぉ。お館様も認めたしぃ。」




先日、鬼の始祖である鬼舞辻無惨と出会った。
普通に談笑…いや談笑、じゃないかもしれない、お話をした。
とにかく、そんな無惨と会ったことを、きっとお館様はご存知だろう。
それでも何も言われないのは、何故だろうか。
気晴らしに蝶屋敷に向かった。
那田蜘蛛山という山で、件の隊士たちは怪我を負ったらしく、療養中だそう。




「とーちゃく。渡辺さんは外に居ていいよぉ。」

「了解!了解!!」




そういえば、蝶屋敷に来たのも久しぶりかもしれない。
竈門炭治郎どこだろう。カナヲちゃんとは入れ違ったなぁ。ざんねん。
ふと、前方から来る隊士に目を向けた。
こわぁい顔をして歩いてくる彼は、絶対に目を合わせないようにしていた。
ちょっと考え事をしていたらすれ違ってしまった。



「ねぇ君!」




まさかの無視。




「ねぇ!不死川…あぁっと…名前はぁ…玄弥!不死川玄弥!!」




やっと立ち止まった彼の横からひょっこり顔を出して、話しかけた。




「君、実弥くんの弟?」

「アンタ、兄貴のこと知ってんのか…?」

「んふっ、知ってるよぉ。ちょっとそこのお庭で話そーよぉ。」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

誰がどう見ても血縁者。

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廣岡唯 - ウホウホうおぉ好きぁ (4月16日 11時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 親の制限でなかなか来れないですが開くたび楽しみにしてます!!このお話めっちゃ好きなので頑張って下さい!! (12月26日 8時) (レス) @page16 id: 5fbc771ab4 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - うわすきなにこれ好き(語彙力どこぞへ) (12月22日 17時) (レス) @page14 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - うおぉ・・・凄い楽しみです!! (12月5日 19時) (レス) @page5 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皐月 歩 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月5日 16時

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