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大都会で、私はついに出会った。
酷い人混みで、人酔いしそうになっていた。渡辺さんを肩に乗せて歩くのは目立つから、藤の花の屋敷で待機をお願いした。
久しぶりの都会に、きっと目移りばかりしてしまうから、流石に5時間も戻ってこなければ探しに来て欲しいと頼んでおいた。
さて。先述した通り、私は人酔いしそうになっていた。
こんな人混みは久しぶりで。最近は遠方の静かな村や町の任務が多かった。
通りかかった一般人と肩と肩で、なかなかの勢いでぶつかった。
よろけることは無かったけれど、それまでの“人酔いしそう”はついに完全に“しそう”ではなくなり、普通に、単純に、人酔いになった。
そんな所を助けられたのだ。
「大丈夫ですか？顔色が優れないようですが。」
肩に手を置かれ、そう問いかけられた。
声をかけてくれた親切なその人の心に感謝しつつも、足を止めてしまい申し訳ないと謝罪がしたく、顔を上げた。
心配そうに、それでいて何処か冷たいその瞳。
「鬼、舞辻…無惨…？」
最後の言葉は微かに漏れる息のようでもあった。
そんな小さな声をたしかに聞き取り、肩に置かれた手には力が入った。
なんならその爪が肩にくい込みそうになった。
今の私は隊服を着ていない。だから声をかけられたのか、と納得した。
対する鬼舞辻無惨は、鬼のような顔を…あぁ、いや、実際鬼なんだけど…まぁ要するにすごい顔をしていた。
「お前は…。」
「…あの、ありがとうございます。ちょっと人酔いしただけだから、休んだら大丈夫。
気にかけてもらってすみません。」
ひと呼吸おいて、彼は問うた。
私と戦う気はあるか、と。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
2度目の出会い。
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廣岡唯 - ウホウホうおぉ好きぁ (4月16日 11時) (
レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 親の制限でなかなか来れないですが開くたび楽しみにしてます!!このお話めっちゃ好きなので頑張って下さい！！ (12月26日 8時) (レス) @page16 id: 5fbc771ab4 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - うわすきなにこれ好き（語彙力どこぞへ） (12月22日 17時) (レス) @page14 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - うおぉ・・・凄い楽しみです！！ (12月5日 19時) (レス) @page5 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)
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