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「あっ、レオナ先輩！ラギー先輩！」
「あぁ、君は…ティアラくんっだったッスね。」
「そうですよっ！
これからどこに行くんですか？私も一緒に」
「行くぞラギー。」
「あ、ちょっ、レオナさん！待ってくださいよー！」
獅子と鬣犬は、彼女が嫌いだ。
初めて会った時から嫌いだった。
なぜなら、あまりにも香水の匂いが酷いからだ。
人間や妖精にはほどよいものの、彼らは獣人。鼻がよく効く。
そんな彼らと一緒にいたければ、香水など以ての外なのだ。
ただ彼女はそんなことは知らないから、いつも通り甘い匂いをさせたり、日によっては柑橘系の匂いをさせたり。
嫌われるのには十分だった。
「おい。」
「はい！なんですか？」
「ふっ…てめぇよりアイツの方が随分いい匂いがする。
外面も、内面もな。」
「それって誰のことですか？」
「さぁな。」
今度こそ離れていった2人。
匂いだけなら、そこまで嫌われなかったかもしれない。
決定打となったのは、佐藤Aだ。
もう既に2人はわかっている。
この女こそが、Aの悪口を言うような話を周りに広め、自作自演をしているのだ、と。
そして知っていた。あのジャージも彼女がやったのだと。
それを調べたのは狼だった。
1年生にそれとなく聞き込みをし、入手した。
『一緒にはいなかったけど、アレだ。
ティアラが更衣室から出てくんのは見たよ。
あの日ウチのクラス、着替えなんか無かったのに、何してたんだろーって気になってたんだよなぁ。』
流石に刃物を持っていたか、なんて聞くことは叶わなかったが、十分だった。
「あ、ジャックくん！」
「あぁお前か。」
「もうっ、お前なんて言わないでよー！ティアラだよ！」
「…わるい。」
「わかってくれたならいーの！」
嫌悪感を示さぬよう狼は必死だった。
探しているのはこの女ではなく、A。
どこに行ったのかと心配してたのはこの女では無い。
「用事があるからまたにしてくれ。」
「そっかぁ…。」
ティアラは思った。
サバナクローの3人はあんな性格だから、きっと照れているのだ、と。
だから、この態度が佐藤Aに直結することはなかった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
きっと自分は好かれているはず。
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クロノト(プロフ) - 最高すぎる終わり方でしたお疲れさまでした (2022年11月19日 10時) (
レス) @page30 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人だお♡ - いや〜〜これは、二年生編も楽しみですな〜〜 (2022年7月2日 22時) (レス) @page40 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！めっちゃ面白かったです！完結だからやっぱり続きないです…？ (2022年6月5日 14時) (レス) @page30 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！アーシェングロット先輩……寝ろ疲れてるんだろ？寝ろ (2022年6月3日 19時) (レス) @page30 id: 352d2094f9 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人 - おめでとうございます！とても面白かったです!!! (2022年6月3日 17時) (レス) @page32 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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