令和から来た私だけど、まぁとりあえず鬼殺隊には入るよね

陸　スーパーヒーロー万々歳 ページ8

「金が欲しけりゃ働け。」


「いででででっ！！」




スーパーヒーロー(私の)は怖い人の腕をひねり上げながらそう告げた。

パッと手を離した次の瞬間、男は情けなく走り去って行った。




「大丈夫か。」


「あ、はい。 ありがとうございました。」


「いや、いいさ気にするこたぁねえ。」


「いえ、本当に危なかったので。 なにかお礼、あ、これから食事しようと思ってたんです。差し支えなければ奢らせてください。」


「いやぁ……そうか？ 悪いな。」


「いえ！ 貴方の好きなお店へ行きましょう。 私はなんでも食べれますので！」






「はいよ、ざるうどんにかしわうどん！」


「ありがとな。」


「ありがとうございます。」




スーパーヒーロー(私の)は、うどん好きらしく、うどん屋を見つけた途端にうどんでいいか？と若干目を輝かせながら言ってきた。

かく言う私もうどん好き。蕎麦とうどんどっち？と聞かれたらもう、ぶっちぎりでうどん。

ざるうどんとか大好き麺そのものの味が楽しめる。

かしわうどんももちろん美味しい。

っておいおいおいおい！！？




「そ、そんなに七味入れるんですか……」


「あぁ、辛いものが好きなんだ。」


「なるほど…」




マジで目ん玉飛び出るくらいに七味入れてるぞ、この人。

味覚ぶっ壊れてんじゃないの？大丈夫？

ってかまって、匂いがやばい。刺激臭やべえ、助けてくれ。

漆　優良物件→←伍　詰んだ

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