令和から来た私だけど、まぁとりあえず鬼殺隊には入るよね

肆拾弐　逆じゃん ページ45

「ありがとね、善逸くん」


「う、うん…。ね、寝ずらくない？大丈夫…？」


「全然大丈夫、めっちゃ寝心地いいよ、むしろ毎日ここで寝たいくらい。」


「ひぇっ…。」


「うん、冗談だから。」


「毎日膝枕するから結婚しよ！！？」




普通膝枕って女の子が男の子にするもんだよね。

これ逆じゃん。




「さすがに膝枕だけじゃ結婚できないわ」


「他にもなんでもするよ俺！！」


「うん、大丈夫ありがと。」




あぁ、だんだんウトウトしてきたかも。

ホントに結構ちょうどいいな、善逸くんの膝。

高さと硬さがね、こう、うん、ちょうどいいの。

それとちょっと安心感もある。

あ、善逸くんが、善逸くんの羽織り掛けてくれた。

優しいな。

善逸くんの温もりがまだ羽織りに残ってる。




「あったかい……………。」




善逸くんの手かな……。

頭を優しく撫でてくれてる。

肩にも手を置いてる、手のあるところが暖かくて心地いい。

うん、こんな場所だけど、安眠できそう、かも…。




「おやすみ、Aちゃん。」




善逸くんのその声を最後に私の意識は暗闇へと誘われた。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「はーい、みなさーん、お久しぶりの令和少女大正コソコソ噂話！

今日はそうだなぁ、何にしようかなぁ。

あ、実は私、雨の日が好きなんだけど、それが呼吸と繋がったのかなぁ？

でもね、呼吸使う時、いっつもいっつもなんか違和感があるんだよねぇ。

なんか、こう、手に馴染まないというか、いや、ちゃんと使えてるんだけども…。

このこと師匠に言ったことないんだけど、言った方がいいかな！！？

あ、まってこれ、噂話じゃなくて普通に相談なんじゃ……。

いや！まぁ、いいよね！

はい、これでまた少し、真宮に詳しくなれましたね！

良かった良かった！…おしまい！！」

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