第６５話 ページ19
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青天からの木漏れ日はこの暑さを多少凌いでくれるが、その熱に耐えられなかった日常の歯車が、戻りかけていたそれが、少しずつ、でも確かに狂いつつあるのを嫌でも感じてしまって。
「…っ、すいません！」
狗巻「しゃけ」
「…はい」
交流会を阻む闖入者＿基、特級の襲来。
目的は分からないけれど、敵意だけは伝わってくる。
予想だにしなかった出来事に咄嗟に動けなかった私を助けてくれた先輩に感謝し、体勢を立て直したのも、＿＿数分前。
先輩の呪言と私の幻で動きを止めて、その隙に攻撃をして距離を取り、敵の攻撃を避けて。の繰り返し。
口で言うのは簡単だが、こちらは命懸けだ。呪力も無限にある訳じゃない。
さらに、この呪霊がとてつもなく硬い。ちょっとした攻撃じゃビクともしないどころか、私が元々持っていた特級の刀だけが唯一使える武器だった。
真希さんに色々な武器での戦闘を教え込まれ、暗器やらを持ち歩いていたのだが、特級相手には全く歯が立たず、意味を成さなかった。
そんな時に聞こえた、また意味だけは伝わる言葉。
『＿＿貴女の"呪力"を、私は知っている』
一瞬、息が止まった。
この呪いも、両面宿儺と同じようなことを言うのか。
狗巻「…高菜」
「…大丈夫です。すみません」
呪い自身も驚くような口振りで話したのが引っかかったけれど、考えたところで答えは出ない。
今頭を使うべきところは、そこではない。この状況で先輩を巻き込む事だけは絶対に駄目だ。
兎にも角にも、先ずは仲間を増やすことが先決だと考えた私達は逃げる事を第一とし、来た道を全速力で戻る。たったそれだけでも相当な体力を使う訳だが。
これから起こる事を考えると、わざわざやって来た厄介を零れ出る息と共に吐き出したい衝動に駆られた。
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柊ひな(プロフ) - プスメラさん» ご期待に添えず申し訳ないのですが、本編では誰ともオチる予定はありません。ただ、番外編や(私に余裕があれば)if短編などのアナザーストーリー的なのを書きたいとは思っているので、そちらで楽しんで頂ければ幸いです。 (2021年2月9日 22時) (
レス) id: 35fb09d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 柊ひなさん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年2月8日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - カウさん» 面白い人間になることが最終目標の私にとって最高の褒め言葉です！！ありがとうございます(泣) (2020年10月28日 19時) (レス) id: 5c8d05c4fc (このIDを非表示/違反報告)
カウ(プロフ) - 最新話のおかか連呼と夢主ちゃんの薬キメてんなで吹きましたw更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年10月28日 0時) (レス) id: a33c51ed41 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - れさん» ありがとうございます！！｢うるさいしウザいけどどこか憎めない｣を目指していたのですが｢ただただ鬱陶しい奴｣になってしまったと後悔していたので、そう言って頂けると嬉しいです！笑 (2020年10月23日 17時) (レス) id: d3c3307496 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2020年9月28日 20時
