【銀魂】今日もお江戸は平和です ８

第三百四十七訓 バラガキ篇 終 ページ25

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坂田「ああ分かった！！じゃあ百歩譲って俺が元攘夷志士だったとしよう！！だったらコイツも元攘夷志士だろーが！！パクんならコイツもパクれ！！」

鉄「その通りっス、責任を取らせてください。自分、切腹するっス！！」

坂田「え"え"え"え"え"え"え"！！」

鉄「今回の件は全て自分の責任っス！」

坂田「いやちょっと待って！そーいう流れにしたいんじゃないんだけど！！」



大人しく真選組の糧になれば良いものを、しつこく抗い続ける旦那に呆れていると、横から「うわ、似合わなっ」と失礼極まりない発言を聞き取り、一難去ってまた一難とはこのことかと溜め息混じりに振り向いた。



沖田「スゲーや、Aさん。白をそこまで着こなせないたァ一周回って才能ですよ、才能」

「溢れ出る君のドSは一周せずとも才能だよ」

沖田「白って膨張色らしいですねィ」

「今度は私がお前の〇〇〇狙おうか」



土方さんと鉄らの長い話はつまらないし旦那の処遇も興味無いので早々に別のパトカーに乗り込む。全てがもうどうでも良いから早く帰って寝たいのだ。

当たり前の様に隣に座った総悟に運転するよう促すも平等にジャンケンで決めようなんて上司相手に舐め腐ってる脳漿は睡魔と戦っていることもあり、物理的に絞りたくなる。


「そんなに文句言うならお前の制服と交換させろ」と口調悪く付け足すと「嫌でィ、汗臭ェ」と次から次へとまァ人を苛立たせる言葉ばかり吐くので話題を変え「彼女とのランデブーはどうでした？」と問い質しながらグーを出した。



沖田「あんまりしつけーんで落として来やしたよ」

「どこに」

沖田「ビルの中」

「荒いな」

沖田「これでも刻んだ方でさァ」



言われて見ればすっかり更けた夜に並ぶ廃ビルの一つが確かに崩れさっているのを窓越しに視認し、未成年とはいえ女性に接する態度の改善を思案せねばと思い立ちつつ横を見ると、同じく奴もグーを出していた。

その後も数回あいこが続き、この時ばかり合う気の因果を恨めしく思いつつ、時間の無駄だと悟って偶々近くにいた神山を呼びつけ運転するよう命じる。



「あ、ちょっと待って。土方さんぶっ倒れてない？」

沖田「あばよ土方。副長の座は頂いた」

「ルパンか」



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