第三百四十六訓 ページ24
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佐々木「__浪士達を捕縛しなさい。結構です。人質はくれてやりましょう。事件はもう解決しました」
見廻組に成り切った格好と口調とはいえ、局長を囲んで刃を向けるという滅多に見られない絶景に頬が緩むが望んだ回答が返って来た為、仕方なく刀を鞘に納めその場を後にする。
同じ警察であるにも関わらずやはり白と黒は相容れないのか、結果論で表向きは穏便に済ましたものの立派過ぎる対立の跡は確実に残り、後々に響いてこない事を願うが、今は目先の結果に安堵することとしよう。
近藤「トシ、ホントにアイツらに浪士共を任せて大丈夫なのか」
土方「投降してきた連中を斬り殺すようなマネは流石に奴等もしねーよ。処遇についてはとっつぁんに言付けておくさ」
山崎「しかしこれで見廻組の評判は鰻登り。美味しいトコ取りじゃないですか、アイツら」
土方「ンなこなたァねーさ。なんせこっちは超大物のホシあげたんだ。なァ、白夜叉殿」
"鰻登り"で近藤さんに奢ってもらうことを思い出すもパトカーの後部座席に座る人のせいで、まだ面倒が残っていた事も同時に思い出してしまった。
手錠を掛けられ、如何にも不服そうに眉を顰める旦那は一体どこまで話に噛み付いてくれば気が済むのか、誤認逮捕の時にあのまま釈放しなくても良かったではないか。
坂田「だから元だよ元!!てめーら俺のお陰で助かったのに恩を仇で返すつもりか!!」
土方「どうにもくせー野郎だとは思っていたが、まさかてめーが桂共と並ぶ伝説の攘夷志士だったとはな」
坂田「だから元っつってんだろ!!今は善良な市民である所はてめーらご存知だろーが!!」
山崎「殺人未遂犯そうとしてましたよね。鉄殺そうとしてましたよね」
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柊ひな(プロフ) - 夏空さん» 素敵なリクエスト本当にありがとうございます…!!!ミツバ姉様大すこ民の私大歓喜です。実は幼少期の話は来るべき時に原作軸に沿って書こうと温めているのでもう暫くお待ち下さい〜!ドS沖田君!!!(ドSとは言ってない)次巻是非書かせて下さい!! (2021年6月19日 19時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - 柊ひなさん» ありがとうございます〜!個人的にミツバ編がドツボなので幼少期の沖田家での話って書けるでしょうか…?それと番外編でなくてもいいので沖田君との絡みをどこかで入れてくれると嬉しいです…! (2021年6月19日 10時) (レス) id: 45dbeb9083 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - 夏空さん» いえいえ!ここからで大丈夫です!どんな系統でも良いのでじゃんじゃんください…!! (2021年6月19日 8時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - 柊ひなさん» あ〜見落としてました申し訳ないです…!Twitterはやってないのでできればこちらからできると嬉しいのですがどうでしょうか…。 (2021年6月19日 5時) (レス) id: 45dbeb9083 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - 夏空さん» ありがとうございます(爆泣)常にネタ渇望中なので寧ろリクエスト超×100嬉しいです!実はTwitterを始めまして(五百五十七訓にリンクあります…)そこでの滞在時間が長いのでそこから頂けると気付きやすいのですがこちらからでも全然大丈夫です!私なんかで良ければ是非! (2021年6月18日 23時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2021年1月14日 0時