第二百七十七訓 ページ42
新八side
これ以上の粗相は本当に洒落にならない為、マダムの機嫌を損ねないように接待していたのだが、ひょんな事からドラゴンボール談議になってしまった。
そこからマダムがベジータ推しだと知れたが、ドラゴンボールを熟読している酔っ払い共によってベジータはフルボッコ。
が、酔っている彼女達に物理攻撃を受ける僕等を見て「汚ねェ花火だ」とノリ良く呟いていた辺り、少し心を開いてくれたように感じる。
けれど酔っ払い共をどうにかしない限り、マダム攻略は難航を極めるだろう。Aさんが僕等を見捨ててあちら側にいってしまった中、驚くことに僕等の前に救世主が現れた。
沖田「アララ、お姉さん方今日は何の集まりで。モデルの飲み会か何かですか?」
西郷「やだ〜もォ!モデルなんて上手いんだから〜!!」
妙「ただのスーパーモデルの女子会よォォ!!」
沖田「おっと、これは失礼。あんまり綺麗な方ばかりが揃ってたもんで勘違いしちゃいましたよ」
その人物は今の今まで何処にいたのか不明なSOUGOさん。彼女達からの物理攻撃を軽々と躱し、過度に褒めて自ら輪に入ってきたのだ。
沖田「オイてめーら何やってんだ、こんなキレイなお姉さん方にサービスの一つもしないで。早くアレ持ってこい」
土方「アレ…?」
沖田「シャンパンタワー…と見せかけてなみなみテキーラ
ぶち込んでこい」
シャンパンタワーに見せかけたテキーラタワー。
彼の一言で意図を理解し、急いで用意する。酒で女達を酔い潰して無力化を図るつもりなんだろう。既に彼女達はしたたかに酔っている、ここにテキーラなんて度の強い酒を飲めば一発で卒倒だ。
「キャアアア!!何これ!!」
「スッゴイ!!」
沖田「アーユーレディ?」
「「「レッツパーリィィ!!」」」
流石はSOUGOさん。女性を女性とも思わない腹黒い精神。やはり彼は天才、天才ホストだ。
僕は飲めないが、盛り上がる中でGINさん、TOSHIさん、SOUGOさんもそれに口をつける。一応SOUGOさんも飲めないが、ここでとやかく言っても仕方ない。
…そう思った矢先、女性陣より早く倒れた三人。
新八「お前達がァァァァァァァァ!?」
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凛音 - 夢主ちゃん大丈夫よ‼︎!もしお嫁に行けなくなっても私がもらうからッッ!(私は女です) (2022年3月27日 9時) (レス) @page37 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 加兵衛さん本当に良い人過ぎて一家に一人はほしいですよね(?) ひたすら励みになるコメントありがとうございます!全身全霊で更新し続けますっ!! (2020年6月14日 0時) (レス) id: 3fe6b67371 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 加兵衛さんが素敵なことをおっしゃっていたので私も…!作者さんの作品、すごく面白いです!最初出会ったとき「こういう作品が読みたかった」って思えたくらいです(*^^*)これからも作者さんが更新続けられる間、付いていかせてください(*´∀`) (2020年6月13日 8時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ああああさん» なんて素敵な感想…大声で読み上げました、好きですのところ。めちゃくそ嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年5月17日 1時) (レス) id: 3fe6b67371 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ(プロフ) - おもしろ度31票にしておきました。昨日読み始めて面白くて秒で読みました。好きです頑張ってください (2020年5月13日 10時) (レス) id: c8a52e8fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年4月22日 23時