【銀魂】今日もお江戸は平和です ６

第二百七十六訓 ページ41

.



ホストに来たのはこれが初だが、中々良い酒を取り揃えているらしい。手を貸してあげたお礼と称し幾つかのお酒を頂いている。まだ本命のマダムとは会っていないが。


しかし何がどうしてこうなったのか、土方さんと新八くんと旦那の姿が見当たらなかったので様子を見に行くと、入口には夜神、基マダムがそこにいて、



神楽「うぷっ…オロナミンC飲み過ぎたアル」

妙「だから言ったでしょ神楽ちゃん。子供はオロナミンC一日一本までだって」

西郷「すまない事しちゃたね、私のツレが。今日は私がもつからさ、好きなだけ飲んでってくれよ」



関わらないように無視していたモンスター×4とプラスで神楽ちゃんと妙ちゃんが混ざった、踏み入れただけで即死の地獄にマダムも加わった大宴会となってしまった。

マダムの顔面に吐瀉物を吐いた、地獄に子猫を招き入れた元凶である神楽ちゃんは膨らんだお腹をさすっている。


…慌てふためく三人は兎も角、こういう窮地こそ何事にも冷静に対処せねばならない。あくまで普段通りだ。



坂田「どーすんだァァァ！！こんな所でマダムなんてもてなせる訳ねーだろ！！アイツら何すっか分かんねーぞ！！つーか既にマダムキレかけてんぞ！！」

土方「そりゃそうだろ。もてなすどころか嫌がらせしかしてねーもの」

「……あれ、オロナミンC飲み過ぎちゃったかな、気持ち悪くなってきた。すいませんちょっと厠に…」

坂田「行かせるかァァァ！！テメェだけ逃げるつもりだろーが！！」

「旦那に言われたくないです。どうせロクな人生歩んでないんだろうし最後くらい私を守って逝って下さい。GIN！ヒアユーゴー！」

坂田「ふざけんな！お前も道連れだ！！」

「無理無理無理無理、これ以上辛い思いしたくな…」

妙「Aちゃん何してるの？早く座って飲みましょ」

「……はい」

坂田「お前マジで何されたんだよ」



.

第二百七十七訓→←第二百七十五訓

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す