第二百六十一訓 ページ26
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殺人鬼が吐いたのは情報ではなく、モザイクが入るであろう胃の中から出てきたモノだった。
勢い良く吐いたので近藤さんにそれがかかり「なんじゃこりゃあああ！！」と叫んでよろよろと後ずさる。
「あの…すいません。これカツ丼腐ってませんか？」
近藤「ま…待ってくれよ。こりゃまだ腐ってねーよ。待ってくれ、捨てないでくれ……こりゃまだ三日前のなんだ…あとから食おうととっといたんだ…」
土方「いや腐ってんだろ、カツ丼もアンタの頭も」
「すいません。せっかく私の為に用意してくれたのに。あの、責任とって全部食べますから、そこ置いといてください」
近藤「なんじゃそりゃああ！！…待ってくれ、もってかないでくれ、無理しないでくれ。俺ァ人殺しにはなりたくねーよ…」
土方「オイ、一々中途半端なモノマネすんじゃねーよ」
はぐれ刑事ではなくGパン刑事殉職の流れになっているし、中途半端なモノマネはぶっちゃけ鬱陶しい。
すると、今度は山崎の時と同じく殺人鬼が気味の悪い笑みとはかけ離れた優しい言葉を近藤さんに吐いた。
「安心して下さい、貴方は悪くありません。私は貴方を信じます。子の罪を罰し共に苦しむのが親の役目ならば、無実を信じ共に戦う役目は友が担いましょう」
それを聞いた途端、奴の発した空気に飲まれた近藤さんが私達の元へ吹き飛んで来た。そのまま倒れ込む近藤さんに「ゴリさんんん！！」と叫んで総悟が駆け寄る。
殺人鬼が友を語るのか、しかし実際近藤さんと山崎はは奴に飲まれてしまった。どう考えてもただの殺人鬼には出来ない芸当だ。
沖田「ゴリさんしっかりしろ！オイ！！」
近藤「や…やられたよ…俺の完敗だ…罪を疑った上、こんな豚のエサを食わした俺を…友と……俺を信じると…
俺には奴は撃てない……奴が恐ろしい殺人鬼だなんて俺には思えない…すまん…あとは…頼……」
沖田「ゴリさんん！！」
動かなくなったゴリさんを尻目に、マジックミラー越しに見る殺人鬼は今も尚、笑顔を崩さずそこに座っている。
どうやら嫌でも私の出る幕になってしまったらしい。
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凛音 - 夢主ちゃん大丈夫よ‼︎!もしお嫁に行けなくなっても私がもらうからｯｯ！(私は女です) (2022年3月27日 9時) (
レス) @page37 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 加兵衛さん本当に良い人過ぎて一家に一人はほしいですよね(？) ひたすら励みになるコメントありがとうございます！全身全霊で更新し続けますっ！！ (2020年6月14日 0時) (レス) id: 3fe6b67371 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 加兵衛さんが素敵なことをおっしゃっていたので私も…!作者さんの作品、すごく面白いです!最初出会ったとき「こういう作品が読みたかった」って思えたくらいです(*^^*)これからも作者さんが更新続けられる間、付いていかせてください(*´∀`) (2020年6月13日 8時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ああああさん» なんて素敵な感想…大声で読み上げました、好きですのところ。めちゃくそ嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月17日 1時) (レス) id: 3fe6b67371 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ(プロフ) - おもしろ度31票にしておきました。昨日読み始めて面白くて秒で読みました。好きです頑張ってください (2020年5月13日 10時) (レス) id: c8a52e8fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2020年4月22日 23時
