【銀魂】今日もお江戸は平和です ６

第二百五十八訓 ページ23

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自粛して欲しい発言が多々見られた初めとは一転し、机に顔を伏せてネガティブになった山崎を呆れ返りながら見ていると、聞き覚えのある情〇大陸のテーマ曲が耳に届いた。

しかも歌っていたのは山崎ではなく凶悪犯の方で、意図が分からず困惑する。するとそのまま、ゆっくりと口を開いた。



「確かに、貴方はとんだダメ人間だ」

山崎「何…！？お前に言われたくな…」


「更新が遅いことじゃありません。山の頂を仰ぎ見て卑屈になっていることがです。屈めば屈むほど山頂は遠くなりますよ。

頂は己の卑小さを知る為に聳え立っているのではありません。ただ目指す為にあるのです。

山道で屈んでいる暇があったらゆっくりでもいい、登っていきなさい。秋元山は三十年かけてできた山、そう容易くは登れません。貴方も三十年かけて登るつもりでいきなさい。

一歩づつ亀のような確かな足取りで。それでも頂には辿り着けないかもしれない、途中で力尽きてしまうかもしれない。だけど、そこから見える景色はきっと今よりマシなものになっている筈ですよ」


山崎「＿＿ありがとうございました。失礼します」

土方「お前何しに行ったんだァァァァ！！」



丁寧に頭を下げてお辞儀し扉を閉めた山崎を土方さんが蹴り飛ばして怒鳴り散らす。

これに関しては土方さんに同感だ。なんで警察が殺人鬼に説法を説かれて丸め込まれているのだ。



土方「何でお前がアメに足からめとられてんだよ！何でてめーにムチ打ってんだよ！！オメーが色々吐いてどーすんだ！犯人に吐かせんだよ！！」

山崎「いやでもお近付きになれました。DVD焼いてもらいました、情〇大陸」

土方「完全にお前が取り入れられてんだろ！！」

沖田「あっ、山崎俺にも貸してくれィ」

山崎「コレでいつも優しい秋元先生が取材陣に『今一番怒ってる事は何ですか』って聞かれて『取材が長いこと』って答えたレアカットがまた見れる」

土方「オメーはどんな楽しみ方してんだァ！！あの秋元先生が言うってことは余程長い取材だったんだよ！！最後の取材陣を取材し返すあくなき探究心の方をリピートしろ！！」



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