第二百二十六訓 ページ40
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看護師さんが出て行ったタイミングで話した筈なのにまさか聞こえていたとは。地獄耳だな…と、きっと今旦那と同じことを思ったに違いない。
坂田「…お前と話すとロクなことにならねェから、もう話しかけんな、頼むから」
「寂しいこと言いますね。別にいいですけど、それだと旦那が私を轢いた設定でも良いってことですよね」
坂田「良くねェよ!だから何で俺が加害者だ!」
「あれ?話したくないんじゃありませんでしたっけ?」
坂田「うっぜェ!!コイツ今世紀最大うぜェよ!!」
土方「オイ、やかましい声が聞こえると思ったら何でテメーまでココにいやがんだ」
坂田「看護師さん俺は悪くありませーん!!コイツがさっきから訳分かんねェ設定、で…」
てっきりさっきの看護師さんがまた注意にしに来たと思ったのだろう。ただ、反論しようとした旦那の目の前には看護師さんではなく、既に青筋を立てている土方さんで。後ろには近藤さんと総悟を連れている。
突然の出来事で驚いてる旦那が余計な事を言わぬよう黙らせる為、状況を把握し自身の枕を旦那目掛けて投げつける。この間僅か0.3秒。
沖田「これまた派手にやられましたねィ。で、設定って?」
「子供には早いから私に食べ物でも買ってきなさい」
沖田「パシリじゃねェか」
土方「妙な書き置き残して消えたと思ったら入院しましただァ?今の今まで何してたんだテメーは。全部話せ」
「…実はだ、ン"ッ!」
旦那に、と言おうとしたら横から飛んできた枕が顔にクリーンヒットしその先が紡げずに終わる。犯人は言わずもがな旦那だ。
急な出来事に驚いた土方さんは「いきなり何すんだ!」と旦那に突っかかっている。
坂田「何って何が?お宅の娘さんが枕失くして寂しそうにしてたから渡してあげただけですけど?」
土方「渡し方があんだろーが!取り込み中なの見て分かるだろ!!」
「大丈夫です土方さん。頭の包帯を外すのが少し…遅くなっただけですから」
土方「全然大丈夫じゃねーだろ!!今の衝撃でコイツの性格の悪さが悪化したらどう責任取ってくれんだ!!」
坂田「アイツの性格の悪さなんてもう振り切れてんだろ!カンスト状態だろとっくに!!」
「あれ、ディスられてる?」
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凛音 - みんな春雨春雨言うからチャプチェ食べたくなってきた((( (2022年3月22日 15時) (レス) @page12 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - なのはさん» 本当に更新しないですよね、、、いやすみません。亀でごめんなさい。続編ではもっと更新早くしますので、、! (2020年4月23日 0時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないのですか?楽しみです! (2020年4月17日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» わざわざご丁寧な説明ありがとうございます!登場してもちょろっとしか夜兎の皆さんが出ていないのでこれから出していけたらいいなあ…と思っております笑 (2020年3月31日 13時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 確認したところ変わってしまっていますね(-_-;)これからはこちらのiDになると思います!こちらのiDからも変わらず応援していきますね!!遂に夜兎の登場(o_o)楽しみです!! (2019年11月29日 12時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2019年10月23日 20時