第百八十八訓 吉原炎上篇 ページ2
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暫く拗らせていた風邪も治り、病み上がりにも厳しい上司に不満を抱きつつ勤務すること数十分。
特に問題なく見回りを行なっていたのだが、妙に見覚えのある白髪頭が小さい男の子の襟首を掴んで歩いている現場を発見。少し躊躇いつつ声を掛ける。
男の子は嫌がっていたし、傍から見ればまるで誘拐。
久しぶりに警察らしいことが出来るかもしれない。
「白昼堂々誘拐ですか。精が出ますね、旦那」
坂田「げっ」
「いつかやると思ってましたよ私は。お金に困ってそうですし」
坂田「する訳ねーだろ！こんな小汚いガキ金の足しにもならねーよ！！」
「はいはい、詳しい話は屯所で聞きます」
坂田「その手錠をしまえェェェ！！」
その人は皆さんご存知、万事屋の旦那。私を見るなり嫌そうな顔をするものだから、本当に失礼な人だ。
騒ぐ旦那に話を窺ってもどうせロクな事は聞けそうにないので、一緒にいた男の子に話を聞くことにシフトチェンジし、膝を折って彼と目線を合わせた。
「僕大丈夫？急に怒鳴ったりして、このおじさん怖いよねぇ…何かされてない？」
坂田「俺がコイツに財布盗られたんだよ」
「……旦那、嘘は良くないです。仮に入ってたとしてもどうせ大した額入ってないんでしょ」
晴太「そうだよ！それにオイラの財布も盗られたし、どっこいどっこいだろ！！」
坂田「なぁーに開き直ってんだクソガキ。仕事紹介してやんねーぞ」
どうやら私が来る前に二人の間で問題は解決していたらしく、それに財布を盗み盗まれなら…まァ良くはないが、良しとしても問題はないだろう。
けれど、今度は旦那の"仕事"発言に疑問を抱く。
「仕事？こんな小さい子に一体何させる気ですか。未成年者ぞろぞろ連れて、何？万事屋って育成施設？」
「違うわ」
晴太「オイラ、金がどうしても必要なんだ…その為なら何だってするよ！」
「金の為って…子供が言う台詞とは到底思えないんですが」
「欲しいオモチャでもあるの？」と聞けば、違うと即答。良かった、オモチャが欲しい為だけに盗みをするような子は流石に屯所に連行せねばならない。
じゃあ何故？と理由を尋ねると、齢十歳にも満たない子からは想像も出来ない回答が返ってきた。
晴太「女買うんだよ」
「……は？」
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凛音 - みんな春雨春雨言うからチャプチェ食べたくなってきた((( (2022年3月22日 15時) (
レス) @page12 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - なのはさん» 本当に更新しないですよね、、、いやすみません。亀でごめんなさい。続編ではもっと更新早くしますので、、！ (2020年4月23日 0時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないのですか？楽しみです！ (2020年4月17日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» わざわざご丁寧な説明ありがとうございます！登場してもちょろっとしか夜兎の皆さんが出ていないのでこれから出していけたらいいなあ…と思っております笑 (2020年3月31日 13時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 確認したところ変わってしまっていますね(-_-;)これからはこちらのiDになると思います!こちらのiDからも変わらず応援していきますね!!遂に夜兎の登場(o_o)楽しみです!! (2019年11月29日 12時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2019年10月23日 20時
