【銀魂】今日もお江戸は平和です ４

第百五十九訓 ページ17

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「え、土方さんと万事屋がここにいるの？」

沖田「さっきからそう言ってるでしょ。難聴かよ」

「いや、土方さんと万事屋が一緒にいることが信じられなくて…」



この場に留まっていても仕様がないとのことで、近藤さんが乗っている前方車両に向けて歩きながら状況説明を総悟から聞いている現在。


近藤さんを逃がすため車両と車両を切り離したらしいが、伊東さん達が近藤さんのいる車両に追いつくのも時間の問題だと。

まあ、強力な助っ人も来ているとのことなので、少しは安心できる。



「…私に仕事押し付けて消えたかと思えばあっさり現れやがって…良いとこ取りかよコノヤロー」

沖田「ここらで殺しときます？」

「ん、左腕使い物にならなくなるぐらいでいいよ」



そんな話をしながら暫く歩いていると、丁度切り離された車両に着いていて。扉の外からは聞き慣れた声がした。

それを聞くや否や総悟が扉を蹴破り、見えたのはパトカーと私達の乗る車両に挟まれている土方さんに近藤さん、万事屋の三人だった。全員集合である。



沖田「さっさとこっちに移ってくだせェ。ちぃと働きすぎちまった。残業代でますよね、コレ」

土方「俺が是が非でも勘定方にかけ合ってやる」

沖田「そいつぁいいや、ついでに伊東の始末も頼みまさァ。俺ァちょいと疲れちまったもんで」



近藤さんの無事に安堵するも、まだ目的は終わっていない。私も総悟もよくよく考えればかなりの怪我をしていて、また斬り合いに参加する事などしたくない。



沖田「土方さん、少しでも後れを取ったら俺がアンタを殺しますぜ。今度弱み見せたら次こそ副長の座ァ俺が頂きますよ」

「帰って来たことは凄く嬉しいですが、私に仕事押し付けて消えるのだけは二度としないで下さい。次したら土方さんの存在をこの世から抹消しますから」

土方「いや土方ここォォォォ！！つーかテメーらなんで当たり前のように人を橋のように扱ってんだ！？」



やけに声が下から聞こえると思えば、いつの間にか車両の上ではなく土方さんの上に乗っていたらしい。気付かなかった、怒るのも当然だ。



近藤「待ってくれ！トシを置いて俺だけ逃げろというのか！？」

土方「そこでもめんなァァ！！」



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