第百二十五訓 ・ ページ31
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本当にここでおっ始めるのかと思ったが、そうではなく縛った猿飛さんを外に持って行き、川へポイっと投げ捨てた。叫ぶ猿飛さんの声は聞こえなかったことにしよう。
そのままドサッとソファに座り込んだ旦那に「大変そうですね」と言い、いつもあんな感じなのか聞くと「日常化してますね」と新八くんが呆れながら答えた。
家でも職場でもストーカーのいる日々を送っていて、新八くんは被害者ではないが物凄く可哀想に思えてくる。
「近藤さんのストーカー甘く見てました。新八くんの為にも近藤さんのストーカーは辞めさせてみるよ」
坂田「こっちのも頼むわ」
「またまたァ照れちゃって〜綺麗な彼女さんですね。馴れ初めを聞いても?」
坂田「殺すぞ」
青筋を立てる旦那は放って置き、「お願いします」と頭を下げる新八くんに任せといてと伝える。嵐のような人だったとさっきの事を振り返っていると、後ろからガサゴソと何かをいじる音が。
嫌な予感がして振り向くと神楽ちゃんがスーパーの袋をガサゴソいじり、追加で買って来てもらったチョコレートを食べようとしていた。否、食べていた。
「神楽ちゃん何してるのかな」
神楽「ハッ!奴らが隠れていないか確認してたであります!!」
「奴らはもういいから」
そうだ、私は神楽ちゃんに料理を教えていたんだった。さっきの嵐のような出来事のお陰ですっかり忘れていた。
しかし神楽ちゃんに料理を教えるのは私が一生をかけても出来ないのだろう。つーかいつまで隊長ごっこしてんの。
「もう今日は材料ないから、また今度教えるね」
神楽「えぇーー!!何でヨ!!料理作れるようになりたいアル!!も◯みちにならせてヨ!!」
「じゃあまず食べるのを止めて話そうか」
ここまでくると寧ろワザとやっているのではないかと思う。そんな所も可愛いけれども。
「この後ドラマの再放送やるし…」
猿飛「銀さ〜〜ん!!!」
坂田「げっ、」
私の声を遮り、甲高い声が聞こえたので窓を見れば
全身ずぶ濡れの猿飛さんが旦那に抱きつこうとしていた。あまりの執念深さに恐怖を覚えていると猿飛さんと目が合う。
坂田「ちょっと!貴方まだここにいたの!?私の銀さんをたぶらかしてそんなに楽しい!?」
「別にたぶらかしてなんか…」
猿飛「この小説の
…帰りたい。
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クローバー - タイトルの第が大になっていますよ (2022年10月23日 19時) (レス) @page25 id: f7867713b9 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ミクさん» 洒落にならない数々のミス申し訳ありません。一通り目を通し修正してきました。ココがまだおかしい、という箇所がありましたらお手数ですがまた教えて頂けると幸いです。すみません。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 時々、坂田「銀さんたぶらかして」みたいな感じになって最初の「の前の名前が違っていることがあります (2021年8月5日 13時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - MEIさん» ありがとうございます!テスト、なんとか終わりました!!テストお疲れ様です!2週間以上も前ですけど(笑) (2019年6月7日 7時) (レス) id: bb6b3491df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2019年5月12日 12時