【銀魂】今日もお江戸は平和です 2

第六十九訓 ページ22

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「よかった〜 実は私もでございまする。私だけだったらどうしようかと思っていたでございまする…」




…私も？私もって何？


目を見開きながら土方さん達の方を見ると、驚き過ぎて開いた口が塞がらずにいたのでどうやらチャラ男同様、栗子ちゃんも…



「オイぃぃぃぃ！どーゆーことだァァ！ますます仲良くなってんじゃねーかァァ！！」

「おめーの娘こそどうなってんだァ！？普通もらすか？ 一体どーゆー教育してんだ！！」



正気になったとっつぁんと土方さんが叫び散らす。恥じらいながらも公言した栗子ちゃんに調子に乗るチャラ男。腸で結ばれてるなんて戯けたことを言いだしてる。


私たちの勝利だ。と、本気で思ったのに。


そうこうしているうちに次のアトラクションへお尻を抑えながら向かって行く2人。

え？あの状態で行くの？



…そういえば近藤さんが見当たらない。辺りを見回してみるとまだ席に座ったままでいたので近づいて呼びかけてみると涙を流していた。


違和感を感じたのかとなりを歩いていた土方さんも立ち止まる。



アレ？座高が高く…



「…トシ、A、誰にも言うなでございまする」





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「なんてこった。まさかアレで引かねーなんて。我が娘ながらなんて恐ろしい」

「いやホントに恐ろしいよ」

「なんだお前ウンコのこと言ってんのか？他人に言ったら殺すからな」

「いや、たぶん栗子ちゃん漏らしてないよ」



その証拠にチャラ男は服を着替えたのに栗子ちゃんはそのまま。とっつぁんが「ケツに挟めたまま歩いてんじゃねーのか？」とかふざけたことを言っている。自分の娘が可愛くないのだろうか。



「アンタの娘はなァ、野郎を傷つけないためにあんな嘘言ったんだよ」

「何？」

「トシ、それはアレか。栗子ちゃんは脱糞なんかじゃ全然引いてないと…お前とAは俺が脱糞してドン引きしてたのに、栗子ちゃんはそんな汚い部分も含めて奴を包み込んでいると…そーゆーことか？」

「近藤さん俺も引いてますぜ」



待ち合わせに1時間遅刻をしても笑って許し、彼に恥をかかせないように嘘までついているとなるとこれは本気で惚れているのかもしれない。

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