【銀魂】今日もお江戸は平和です

第三十九訓 ページ40

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「えー、ベルトコンベアに挟まって死んだ工場長の霊です。」

「あの〜、みんなが見たって言ってるのは女の霊なんですが」

「間違えました。ベルトコンベアに挟まって死んだ工場長に似てるって言われて自 殺した女の霊です」

「なげーよ！工場長のくだりいるかァァ！？」



工場長が500人も屯所にいるのかと思ったがそうではないらしく、雑魚の霊500人が集まったとっても大きな霊なのだそう。


ガヤガヤしつつ、霊の正体が浮き彫りになったところで山崎の体に霊を降ろして除霊することになった。


除霊の仕方は山崎ごとしばくというなんとも物理的攻撃ではあるが、これで霊がいなくなるのならば必要な犠牲だ。

「フンッ！」と背の低い人が山崎に霊を降ろす(ボディーブローする)と、なんとか入った様子。



「えー、皆さん。今日でこの工場は潰れますが責任は全て私…」

「オイィィ！工場長じゃねーか！！」



先程言ってた幽霊とは違う幽霊が出てきて慌てた様子の三人。胡散臭さがどんどん増してってる。



「もういいから普通の女やれや！」

「無理ヨ！普通に生きるっていうのが簡単そーで一番難しいの！」

「誰もそんなリアリティ求めてねーんだよ！」

「うるさいミイラ男！お前の格好にリアリティがなさすぎるネ！」

「なんだァ！こんなんしてた方がミステリアスだろーが！」

「ああもうやめろやァ！！」



話の内容が全て聞こえてくる。呆れつつ一段落するまで待っていると、取っ組み合いの喧嘩になってしまった。

他所でやれと強めに言いたかったが、その時、取っ組み合いの末にサングラスやらカツラやら包帯やらが取れ、胡散臭い三人の隠れていた顔が露わになる。



「「「あ」」」



なんと胡散臭い三人衆は私達の顔見知りだったのだ。



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