*＊お仕事男子の愛し方２＊* 【N.K】

男子会3 Nside ページ29

その後も長く付き合わされて
完全に出来上がった二人が

潤「うっし！最後はニノんちで締めるぞー！」


大野「っしゃあー！」


可笑しいくらい赤く染まった頬っぺたで騒ぎ始めて…



夜はバイト終わりのAちゃんと、
ゆっくり休日の夜を過ごしたいなーと思って呑む量をセーブしていた俺は


和「タクシー拾ってあげますから帰ってもらえます？(笑)」

お会計を済ませ
ふらふらな足取りの2人を店の外のガードレールに座らせる。


だけど、もはや人が変わったようなこの男達は…

潤「カズの彼女を見るまで帰らないぞー！！！」

大野「そーだぞぉ！！」


もう本当勘弁して…？
歩いてる人振り返って見てっから！


和「あーもう、本当すぐ帰ってよ？！」


仕方なく。

この恥ずかしい状況を回避したいがために

和「すんません、すぐそこなんですけど…」


歩いて20分位の距離なのに
通りかかったタクシーに乗り


初乗り料金でマンションの前に着いて、

和「あ、お釣りいいです…」


あからさまに迷惑そうな運転手さんに
「ごめんなさい」の気持ちを込めて、言うて千円だけど
潤くんの財布から抜き取って渡す。


部屋に上がって、
水を飲ませて
程よく酔いが覚めたのか
今度は逆に無口になった2人は床に座らせておいた。


1時間ほど経って、
そろそろAちゃんのバイトが終わる時間になったので

和「そろそろ本当に帰ってもらえますかね？」

大野さんと潤くんの重そうな尻を叩いて立ち上がらせると

「最後にトイレ…」「あ、俺も」って
二人してトイレに行って

和「うちトイレ一個しかないから！」

そう言った途端、
もはや呆れてため息が出たわ…。

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