Special song for you.

Crush! Crush! Crush! 〜T.N〜 ページ37

二階堂side


高校二年生の夏。



男バスの俺は、女バスのエースであるAに
恋してる。


気付いたのは今さっき。

普通に話してて、あ、好きだ。って笑




遠ざかる君の後ろ姿を立ち尽くして見つめる俺。




この思いは、汗ばむ心の中に閉まってカギをかけ...





...られるわけがない！！





気付いちゃったら、もう走り出したこの鼓動は止まらない。




からりと晴れた青空の下、渇いた風切って駆け出して、遠い君の後ろ姿に怒鳴る。




二｢A！！いっしょに！帰ろ！｣





A｢ふふ。いーよ！｣




っしゃ！！



心の中でガッツポーズして、Aの横へと駆け出した。
......................................................

次の日。


今日は全部活がなぜか無いからAと一緒に帰れない。



あーあ。最悪だぁ。


神様ひどい...



どんよりとバス停に向かう。



...って、あれ！？Aバス停いんじゃん！！




きたよこれー！！

うはぁい！神様ありがとうっ！




都合良く神様に心の中でお礼を言ってAに声掛けた。

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