信じて? ページ27
赤「さ、俺たちも帰ろうか。」
A『そうだね、でもいいの?ほんとに送ってもらっちゃって』
赤「俺が送りたいんだよ。Aは何かと心配だからね笑」
A『えー。私子供じゃないよ?』
初めて2人で帰る道のりだったがお互いに気まづいと思うことはなかった
赤「ところでA、俺たちの練習風景はどうだった?」
A『うーん、まぁ、流石強豪だなぁって思ったかな。』
赤「そうか。君が入部してくれることで選手はこれからもっと強くなっていくと俺は思うよ」
A『強く...ねぇ。みんなもう充分強いよ。でも入るからには支えるね?』
赤「ありがとう。Aなら充分やっていけるよ。」
A『(身体面でのサポートはもちろんだけど精神面でのサポートが重要かな。征くんは特にかな)』
何か考え込んでいるような仕草を見せるAに赤司は声をかけた
赤「A?どうかしたのか?」
Aは、はっとして咄嗟に首をふった
A『ううん!なんでもないよ?笑』
赤「そうか?」
赤司は納得し、Aの少しだけ前を歩き始めた
Aは自分の少し前を歩く赤司の制服の袖を少しだけ引っ張った
赤「A?どうした?」
赤司は急に制服の袖を引かれAの顔をのぞき込んだ
A『ねぇ征くん。私ちゃんと支えるよ?いつでも味方でいるよ?だから信じてね?』
Aはそう言うと赤司の目を真剣に見つめた
赤司は一瞬だけ驚いた表情をしたがその後すぐに微笑んでAの頭を優しく撫でた
赤「ありがとうA。よろしく頼むよ?Aなら大丈夫」
Aはそれを聞いてほっとした表情を見せた
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作者名:エテ | 作成日時:2018年4月18日 21時