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私はあきらめたようにため息をつき、メッセージを開いた。
ささらお仕事お疲れさん。明日からの連休、暇か?
表示されたメッセージは間違いなく彼のものだ。こういうことをして怒られないのかと、この前聞いたところ、「え？芸人界では有名やよ？」と返された。何が有名なのか、どうして怒られないのかについては何も教えてくれなかった。
A暇じゃないです。つい先ほど予定が入りました
ささらえー、嘘やろ?嘘やろ?
A本当です。えへへっ
顔文字可愛いなぁと思いつつ、返信を返すと、またすぐにメッセージが返ってきた。
ささらなにわろてんねん。どこで何するん?
ストーカーかよ、と思いつつも誘われた場所が場所なので返事をすることにした。いった先で鉢合わせして、またどつかれでもしたら困る。
Aヨコハマディビジョンですよ。お隣さんのお仕事を手伝うだけですよ
ささらは?
ささらは?
ささらついてく。いつ、どこに集合や
ささらおしえんかい
私が事情を説明すると、怒涛のようにメッセージが来た。私は慌てて電話をかけた。
「こんばんわ」
「どういうことやねん。なんでアイツがおるディビジョンに遊びに行くん?危ないやろ」
「そんなにヨコハマディビジョンって危ないんですか」
「危ないでー。Aチャンみたいなのが行ったらパクって食われたまうで」
パクって、パクって、と繰り返す簓さんの声を電話越しに聞きつつ、「お隣さんもいるので大丈夫ですよ」と返した。
「アカン、アカン……女の子二人でヨコハマとか、ほら、はよ集合場所と日時を教えんかい」
「いや、ストーカー通り越してお母さんか」
思わず声を漏らした。電話越しに聞こえる簓さんの声が、むくれたようになる。
「ストーカー言われるんも、ヤやけど……。お母さん言われんのもヤやわ〜」
「そうですか」
私は電話を続ける。肩に顔を近づけて携帯を挟むようにする。ストレッチをしつつ、ベッドの上に置かれた地図をバサバサと探す。
「んー……細かい場所はまだ教えてもらってないんですがね、ヨコハマの……中華街ですよ」
「中華街かぁ。食べ歩きでもするん？」
「そうなんですよ。食レポのような感じのお手伝いです」
また楽しくなってきた。そう言いつつ、確かに彼がいたら楽しいのかもしれないと思った。
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一期Love(プロフ) - 簓推しなのでこの小説見つけてテンション上がっちゃいました笑私関西人なんですけど関西弁もあんまり違和感ないしキャラも上手く表現？されててスゴイなー！って思いました！これからも頑張ってください。更新待ってマス！！ (2019年10月21日 21時) (
レス) id: 2345a9075e (このIDを非表示/違反報告)
高炉 - レインさん» 誤植の指摘、ありがとうございます。すぐに確認させていただきますね。 (2019年10月10日 14時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 上層じゃなくて女装じゃないですか？間違ってたらすみません！ (2019年10月9日 16時) (レス) id: a7f544d6f5 (このIDを非表示/違反報告)
高炉 - リつきさん» 有難うございます。楽しんでいただけて幸いです。キュンキュン、してますかね？？ (2019年10月5日 21時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
リつき - とても良かったです！めっちゃキュンキュンしました!!!素敵な作品ありがとうございます！続き楽しみにしてます♪ (2019年10月5日 20時) (レス) id: 4bdd39adda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高炉 | 作成日時：2019年10月2日 0時
