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翔くんが終礼が終わると同時に教室を出て行ってしまって。
ほぼ何も入ってない鞄を肩に掛けて教室を出た。
「あ、智。」
下駄箱近くまでくると、俺を呼ぶ声。
振り向けばそれは松潤だった。
「ねぇ、今日暇かな？」
「うん、暇だけど…。」
「そっか。じゃあ、ちょっと寄り道しない？」
寄り道とか何年ぶりだ…。
スーパーとかなら行くけど学校帰りに友達と行くというのはかなり久しぶりかもしれない。
「うん、いいよ。」
そう答えると彼は嬉しそうに微笑んだ。
学校を出ていつもとは違う方向へと歩き出す。
なんか、隣に翔くん以外の人が一緒に歩いてるなんて不思議。
ブラブラとして、お腹空いたってなぁ、という感じになって
近くのファミレスに行くことになった。
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作者名：Sora | 作成日時：2019年2月20日 8時
