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114.アッパの愛(YS) -ちづ- ページ17

(YS)

YS「ヌナ。」

「はい?」


休憩中、ソンミンと話すAを見た。

二人の纏う空気がとても自然で、

今かな、まだ早いかな、
そんなことに頭の中を支配される。


少し、胸が苦しいけれど。


俺の中の感情は確実に家族のような愛情に移り変わって。
今はソンミンとAを見守りたい気持ちすらある。


俺だけだろうか。


Aのそばに、ソンミンがいてほしいと思うのは。


変かな。


誰に確かめるわけにもいかない。

あの日、涙を流すAを見てから、
俺が願うのはその涙を止めることだけだ。


YS「ソンミン、どう思う。」

「?!」


驚いている。
質問の意味がわかりにくいか?


でも。


少し頬を染めて。


「どういう、質問ですか?(笑)」


笑って誤魔化そうとするのが、
Aの中に芽生えた感情の印だと思う。


YS「いや。何もない。」

「何ですか、もう(笑)」


その笑顔も、
今は幾分か落ち着いて見れるようになった。


まだ少しだけ残る痛みは無視して。


アッパが娘の幸せを願うような気持ちで。
背中を押してあげたい。

そう思ってる。



YS「あのあとキュヒョンからもキーホルダーを強請られた。」

「ふふっ(笑)そういえばなんだかそんなことを言ってました。」

YS「いつもならそんなこと言わないのに…。変なやつだ。」

「イェソンさんに変なやつって言われたら終わりです、とか言いそうですよね(笑)」

YS「それ、言われたよ。」

「あははっ(笑)ほんとですか?(笑)」

YS「ちょっと腹が立ったがかわいかったから、ピンクのをあげといたぞ。」

「そうなんですか?」

YS「ん。ヌナとお揃いだとか言って喜んでた。」

「またまた(笑)グッズなんですから、みんなとお揃いですし…
でもキュヒョンさんてピンク、何気に似合いますけどね。」

YS「…。俺も似合う。」

「ふ、ふっ(笑)…似合います、似合います。」


否定せずに、
笑いをこらえてピンクが似合う、なんて。

そんな風に言ってくれる彼女もかわいい。




なあ、ヌナ。


最近ひときわいい笑顔をするようになったと思うんだ。
それは、あいつのせいじゃないのか?


そうあってほしいと思うのは俺の我儘か?


なあ、


もう、あの日みたいに泣かないで良くなる?
その笑顔を、そばで見ていたいんだ。


俺に、Aより大切な人ができても。

その時が来ても、
やっぱりAには、笑顔でいてほしいと、きっとそう思ってるに違いない。


その自信だけは、あるんだ。

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舞桜(プロフ) - 素敵な作品に出会えた事が嬉しいです。これからも書き続けてください。 (2015年11月29日 13時) (レス) id: 03ef754c9c (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - 全然気づかず…恐ろしくお返事が遅くなりまして申し訳ありません!!(土下座)いたわりのお言葉ありがとうございます!今回の連載はいい思い出になりました♪共同執筆はなかなか難しいですが、気分はいつも2人で一つ、でこれからも頑張ります♪ありがとうございます! (2014年11月29日 23時) (レス) id: cae000c27e (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - あかねさん» こんにちは、ありがとうございます♪完結まで・・待ちたい・・(汗)すみません〜、私のせいでずいぶんお待たせしましたね(><)呆れず読みに来てくださって本当にありがとうございます!最近は企画する時間もなくて・・申し訳ない(汗)当面、自分の連載がんばりますww (2014年6月22日 9時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - お二人の単独作品も大好きですが、新たな企画ものをこっそり期待しています。いつも素敵な作品をありがとうございます(^^) (2014年6月18日 22時) (レス) id: c6e7bfcddb (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 連載お疲れさまでした!お二人のチームプレイは抜群ですね。私は完結まで待って一気読みしたいタイプなので最終章は目次を見ながらワクワクしていました。改めて、もう一度最初から熟読して楽しみます~(^.^) (2014年6月18日 22時) (レス) id: c6e7bfcddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちづ・よじゃ | 作者ホームページ:http://aojirushi.net/  
作成日時:2013年2月26日 23時

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