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116.心配(EH) -ちづ- ページ19

(EH)

やたらとしょんぼりしたドンヘが、俺にくっついて離れない。

なんだか泣きそうだし、
場所を変えて。


ちょっと人気のないところで、


EH「…何かあったの?」


聞いてみるけど。


DH「…。」


答えないままで。


Aの様子を思い浮かべるけど、特に変わった様子もなくて。
今日もご機嫌なヌナはウキウキ仕事をこなしてた。

ドンヘが何か失態をしたわけではなさそう。

ご機嫌なままわけのわからないイタズラをされて鬱陶しいときもあるけれど。
俺が本当に困るのはこういう時で。

ドンヘはいつも、何か悲しいことがあれば、
真っ先に口に出して言うから。
慰めたり、ちょっと叱ったり、できるけど。


本当にへこんだとき、何も言わないこいつが心配すぎる。


何があったんだ。


しばらくドンヘをくっつけたまま、うろうろして。
何か言わないか、待ってみるけど。

何も言わずくっついたまま。


…なんだっていうんだよ、ほんとに…。


ぴりり、
電話が鳴って。


ドンヘが俺の顔のそばで電話に出る。


DH「…。」


いや、返事、しろ。


YS「ユニさんとヌナが探してる。」


いや、応答してるか確認してからしゃべって、ヒョン。


DH「戻ります。」


あ、口、きけたのか。


部屋に戻ると、イェソンヒョンが待ってて。


目を合わすなり、
また電話を持ち出して無言でどこかにかけたら。


ぴりり、
Aの携帯がすぐ隣で鳴って。


YS「…。」


無言で電話を切った。


と、またドンヘの携帯が鳴って。

またくっついたままの俺の耳元で、
ヒチョルヒョンの声。


HC「やー、お前どこだよ。Aが探してんぞ。」



DH「あー…、今、戻りました。
ヌナに電話したら、ここで鳴ったから笑っちゃった。」


あはは、とか。
いつもの調子に急に戻って。


なんなんだ、ほんとに。


イェソンヒョンはそんな様子にも気付かないのか、
普通に絡まる俺たちを見て。
何を言うこともなく、沈黙が流れる。


バタバタ、入ってきたヌナが慌てた様子で話しかける。


「すみません、お二人とも、靴を…あれ、ユニは?」

YS「探しに出たきりだぞ。」

「ええっ。…あ、電話しますね。靴はユニが持ったままで。すみません。」


恥ずかしそうにして。
うっかりしすぎですね、私、なんて言っても。
なんかヌナはご機嫌そうで。

DH「あはっ(笑)すれ違いまくり(笑)」


なんて。
ドンヘは笑顔を向けたけど。


さっきの様子が気になって仕方なかった。

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舞桜(プロフ) - 素敵な作品に出会えた事が嬉しいです。これからも書き続けてください。 (2015年11月29日 13時) (レス) id: 03ef754c9c (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - 全然気づかず…恐ろしくお返事が遅くなりまして申し訳ありません!!(土下座)いたわりのお言葉ありがとうございます!今回の連載はいい思い出になりました♪共同執筆はなかなか難しいですが、気分はいつも2人で一つ、でこれからも頑張ります♪ありがとうございます! (2014年11月29日 23時) (レス) id: cae000c27e (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - あかねさん» こんにちは、ありがとうございます♪完結まで・・待ちたい・・(汗)すみません〜、私のせいでずいぶんお待たせしましたね(><)呆れず読みに来てくださって本当にありがとうございます!最近は企画する時間もなくて・・申し訳ない(汗)当面、自分の連載がんばりますww (2014年6月22日 9時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - お二人の単独作品も大好きですが、新たな企画ものをこっそり期待しています。いつも素敵な作品をありがとうございます(^^) (2014年6月18日 22時) (レス) id: c6e7bfcddb (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 連載お疲れさまでした!お二人のチームプレイは抜群ですね。私は完結まで待って一気読みしたいタイプなので最終章は目次を見ながらワクワクしていました。改めて、もう一度最初から熟読して楽しみます~(^.^) (2014年6月18日 22時) (レス) id: c6e7bfcddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちづ・よじゃ | 作者ホームページ:http://aojirushi.net/  
作成日時:2013年2月26日 23時

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