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第172話 ページ31

ん?みんな無反応…


「ちょっと待て、我は人見知りなどではないぞAよ!
我のもとまで生きてたどり着ける者が少なかっただけなのだ!」


ヴェルドラがなんか言ってるけど…あーこれ、みんな信じてないやつか…


と、そこへトレイニーさんが姿を現した。


「トレイニーさん!」


彼女はそのままヴェルドラに跪く。


「我らが守護神ヴェルドラ様、ご復活心よりお祝い申し上げます。」

「おお、ドライアドか。懐かしいな。
我がジュラの森の管理ご苦労であった!」

「勿体ないお言葉です。
精霊女王よりはぐれた、私共姉妹を拾って頂いた御恩、この程度で返しきれるものではありませんから。」

「気にするな!くぁーっはっはっは!」


そのトレイニーさんの言葉で、みんなヴェルドラが本物だと気づいたみたいだ。


「「「「ははーっ!」」」」


魔物たちが一斉に跪く。


「えーっ!本物の暴風竜なのぅ!?」

「嘘だろおい…」


「リムルとAのことを今後とも頼むぞ?
これからは我も世話になるつもりだからな。」

「おい、世話になるつもりってどういうことだ!?」

『まさかこの街に住むとか言わんだろ…?』

「む?そのつもりだが。」


………はぁぁぁ〜…


私が頭を抱える横でリグルドが発言した。


「あ、あの!」

「なんだ?」

「ヴェルドラ様とリムル様、A様は一体どのようなご関係なのでしょうか…?」

「クフフフ、知りたいか?」

「は、はい!ぜひとも!」

「良いだろう…」


そう言うとヴェルドラは左腕にリムル、右腕に私の肩を抱き高々と宣言した。


「リムル、Aとは心の友、魂の片割れ、盟友である!」


止めて、こっちが恥ずかしくなるから…!

隣でリムルも顔を真っ赤にしている。


てか、リムルは分かるけど私も?

《はい。先程洞窟でヴェルドラと友の宣言をされた際、魂の繋がりが発生し、暴風の恩恵を授かりました。》

また私の知らないところでなんか起きてる…つまり?

《マスターとヴェルドラはズッ友ということです。》

だからネタが古いんだよお前ら!


そんな私たちを置き去りに、魔物たちはお祭り騒ぎだ。


「なんと!?ミリム様だけでなく、ヴェルドラ様までも!」

「おお!」

「リムル様とA様は最初っから凄かったっすよ!」

「もうなんでもありって感じだぜ…」

「「我らが主ならば当然である!!」」

「その通りです。」

「A様には驚かされてばかりですね。」

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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時

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