第122話 ページ29
詳しい話を聞こうとした時、何かあったのか連絡が途切れてしまった。
ミリムが…？一体何がどうなってる…
「A様…」
とにかく、今やるべきことは…
『ユーラザニアからの避難民を受け入れる。急ぎ準備を！』
「「「「はっ！」」」」
ミリムがカリオンに喧嘩を売った？なんのために？いや、そもそもミリムがそんなことをするか？
…分からないことだらけだ。アルビスたちが無事なら良いんだけど…。
ミリムのことは気になりつつ、私は授業のために寺子屋へ戻った。
「先生こんにちはー！」
「A先生！今日はなにするの？？」
めっちゃ可愛いめっちゃ癒し！！
『今日は四角形の面積、ってところをやろうか。』
「メンセキ…？なぁに、それ？」
『2つの四角形があったときに、どちらの方が大きいでしょうか、っていうのを分かるようになろうね。』
「面白そう！」
「それができたらお兄ちゃんより大きいお菓子選べる！？」
『どうだろう、お兄ちゃんはもう知ってるかもねー。』
しかし何故だろうか。こういう暖かい時間ほど、長くは続かないもので…
『なんだか大通りが騒がしいね…』
「「A様！！」」
そう言って飛び込んできたのはゴブリンライダーのゴブツとゴブテ。
『何かあったか？』
「大通りに怪しい3人組が来まして、周りの人たちに危害を加えようとしたので、」
「シュナ様とシオン様が止めたんですが、そのまま戦闘になりまして、」
「しかもその3人がめっちゃ強くて、シオン様といい勝負するくらいで、」
「とにかく来てください！ゴブタ隊長が危ないんです！」
とりあえず、彼らを落ち着かせ詳しい説明を聞く。
どうやら、あまり良い状況じゃないみたいだな。
『ごめんみんな。こんなのばかりですまないんだが、少しここで待てるか？』
「うん！待てるよ！」
「A先生…大丈夫だよね…？」
『もちろん！先生が強いの、知ってるだろ？』
「…うん！頑張ってね！先生！」
『ありがとう！』
私はゴブツとゴブテに案内されて大通りへ向かう。と、行く途中で裏道の方から紫の光が立ち上る。
次から次へと何だよ！
『ゴブツ、ゴブテ、あの光は？』
「わ、私たちにも何が何だか…」
『一体何が起きてる…な、』
結界が…2つ同時に張られた？しかも何だこれ、体が重い…？力が…入らない…
その時、隣で走る2人が足をもつれて転んでしまった。
慌てて駆け寄るが、私も体が思うように動かない。
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pan ame(プロフ) - ギィ心配するっていうか、ギィのドs気質すこwwww (2022年2月9日 22時) (
レス) @page38 id: fd9aef168d (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ゆずこたつ 様、コメントありがとうございます。そ、そんな、神作だなんて…！こちらこそ、読んでいただけて幸せです！更新頑張りますね！！ (2021年9月26日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこたつ(プロフ) - ﾋｭｯ、か…神作…！この作品に出会えてとても幸せです！更新頑張ってください！ (2021年9月25日 22時) (レス) id: f9853265aa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ぬこさん» はーい待ってます (2021年9月25日 14時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - シオンさん» 分かりました！あまり詳しくは言えないのですが、夢主とギィはワルプルギスにて再会する予定なので、もう少しお待ちください！ (2021年9月25日 14時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年9月19日 19時
