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第110話 ページ17

「ヘルフレアなんかは流石に使えないので、コテンパンに負けました。俺もまだまだです。
あ、ですがフォビオには勝ちましたよ!」

『あれは私も驚いたよ。凄かった。』

「あ、そう…」




そんなこんなあったが、翌日、私とリムルはドワルゴンに向けて出発したのだった。


今回同行してもらったのはゴブタをはじめとする6人のゴブリンライダー。シュナとシオン。アクト(影の中)と悪魔。そしてカイジンとドワーフ三兄弟。


「久々にドワルゴンでゆっくりさせてもらえるなんて、ありがてぇ話で。」

「ほんとですよ!なぁ?お前たち。」

「まったくでさぁ。」

「コクコク」

「そう言って貰えると、俺も嬉しいよ。」

『この国はみんながいたから、こんなに立派になったからね。』

「へっへっ、そう言って貰えると、職人冥利に尽きるってもんでさぁ。」

「お前たちに会えて、本当に良かったよ!」

『全くだ!』

「旦那…姉貴…!」


ちなみに、後ろの2台の狼車にはガゼル王への土産が積んである。
わざわざ狼車を使わなくても、胃袋と亜空間に仕舞った方が楽だと言ったら…「こうゆうのは形も大切なんです!」と、シュナに諭された。


最近はベスターから色々学んでいて、マナー面でも頼りになるようになった。私も国の代表として、恥ずかしくない振る舞いをしなきゃな。


ちなみにシオンと悪魔は、極力外交には連れていかないつもりだったんだが…
置いていこうとしたら、泣くわ喚くわで、リグルドの胃に穴があきそうなので連れていくことにした。


まぁ、シオンも悪魔も黙っていれば優秀な秘書に見えるし、見張っていれば大惨事は避けられるだろう。


「あ、リムル様、A様、見てください。」

「『ん?』」

「カリュブディスとの戦いでボロボロになった道が、もうほとんど片付いています。」

「ほんとだ…」

『仕事が早いな。』

「流石ゲルドたちですね。」


そして、そのゲルドたちが作業を行っているのが前方に見えた。
私たちはそこで狼車を停める。


「今日がドワーフ王国への出発の日でしたか。」

「ああ。道が整っているから、揺れも少なくて快適だよ!」

「は。ドワーフ王国方面より折り返して作業して参りましたので、ここより先は全て完成した道でございます。」

『ほう。更に快適に行けそうだな!ご苦労さん!』

「はい、ありがとうございます。」

「よし、A!」

『ああ!』

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pan ame(プロフ) - ギィ心配するっていうか、ギィのドs気質すこwwww (2022年2月9日 22時) (レス) @page38 id: fd9aef168d (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ゆずこたつ 様、コメントありがとうございます。そ、そんな、神作だなんて…!こちらこそ、読んでいただけて幸せです!更新頑張りますね!! (2021年9月26日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこたつ(プロフ) - ヒュッ、か…神作…!この作品に出会えてとても幸せです!更新頑張ってください! (2021年9月25日 22時) (レス) id: f9853265aa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ぬこさん» はーい待ってます (2021年9月25日 14時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - シオンさん» 分かりました!あまり詳しくは言えないのですが、夢主とギィはワルプルギスにて再会する予定なので、もう少しお待ちください! (2021年9月25日 14時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月19日 19時

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