第84話 ページ40
『私の盟友を下等、とは…随分とでかい口を叩いてくれるな。』
「下等と言うが、俺の方がお前よりは強いぞ？
俺は魔王カリオンとやらを知らないし、お前の態度次第でカリオンは俺たちの敵対することになるんだぞ？」
『お前の一存で、このジュラの大森林全てを敵に回すつもりか？』
「ハッ、偉そうに。この街はこんな下等な魔物に従うのか？雑魚ばかりだと大変だなぁ。ミリム様に気に入られてるからと調子に乗るなよ？」
「おいお前、私の友達に舐めた口をきくじゃないか。」
『ミリム待て。次何かしたら夜ご飯まで抜くからね。』
「わ、分かった。大人しくするのだ。」
「さて、俺は確かにスライムだ。だが、俺たちがこの森の3割を支配しているのは本当だ。」
『そちらがその気なら、戦争するのもやむを得ない、と思ってる。
よく考えて返事をすることを勧めるよ。』
「ﾁｯ、謎の魔人たちを配下へとスカウトするように、カリオン様より命じられてやってきたんだ。」
「ほう？俺達のことだな。」
どうやらミリムの他にも、私たちの戦いを見ていた魔王たちがいるらしい。
『ま、話は分かったよ。じゃあもう帰れ。』
「え、」
「A様？」
「よろしいのですか？」
「命じていただければ処しますが。」
『いい。帰すよ。な？リムル。』
「ああ。だって、殺す訳にもいかないだろ？」
『そういうことだ。
魔王カリオンに伝えろ。私たちと交渉したいなら、日時を改めて連絡をよこすように、と。』
フォビオは、部屋を出る直前、
「…きっと後悔させてやる。」
と、言い捨てた。
おお、ガラ悪い…。あの様子じゃ、伝言は無理かな。
リムルも同じことを思ったらしく、2人でミリムに近づく。
「さて、魔王カリオンについて話が聞きたい。」
「それはリムルとAにも教えられないぞ？お互い邪魔をしないという約束なのだ！」
はい、つまりは秘密があるって事ね。
私とリムルは詰め寄って聞き出す。
『それはカリオンだけとの約束？それともほかの魔王も関係してるの？』
少なくともギィは関わってないのは分かるけど。
「あ、いや、それは…」
「大丈夫だって。カリオンってやつだって、部下を使って邪魔をしてきたんだろ？」
「う、うぅ…」
『私たちはマブダチなんだから、お互いに助け合うだろ？』
「だったら、俺たちもミリム以外の魔王のこと知っといた方が良いと思うんだよね〜。」
｢ううぅぅ…｣
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最高です！ - 最高最高最高最高最高 (9月27日 19時) (
レス) @page6 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
nana1021kpsg(プロフ) - とても面白くてお気に入り作品にさせていただきました！ただ、誰が何を喋っているか分かりづらいので、名前等を書いていただけるとありがたいです。 (2023年3月31日 1時) (レス) @page6 id: 06273e7c15 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - もしかして犬夜叉…?? (2023年3月17日 10時) (レス) @page12 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
わらじ - アクトの鳴き声可愛いです。 (2023年1月20日 23時) (レス) @page48 id: 42cb93ed04 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すみません。誰かアクトについて教えていただけないでしょうか (2022年8月13日 0時) (レス) @page1 id: 54ed83ce57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年9月12日 19時
