第67話 ページ23
「ほう?ならば話は早い。
リムルのその剣が飾りでないというのなら、Aのその言葉、本当であると言うならば、俺の申し出を受けるがいい。」
「王よ、まさか…」
「ふん、本気で戦ってみるのが手っ取り早いであろう?」
「…よし、その申し出を受けよう。」
「リムル!」
「まずは俺がいく。もし負けたらあとのことは頼む。」
「っ、わかった。任せてくれ。」
「ホラ吹き呼ばわりしたこと、後悔させてやる!」
2人が剣を構える。
「俺の一連の攻撃を防ぎきったら貴様の勝ちで良い。」
「え?」
「ただし!この俺、剣聖ガゼル・ドワルゴの剣を甘く見ないことだ。」
「分かった。」
と、その時あらわれたのは…トレイニーさんだ。
「それでは、立ち会いは私が行いましょう。」
「まさか…ドライアド!」
「ふっ、貴様らをホラ吹き呼ばわりしたことは謝罪するぞ。」
謝罪って笑いながらすることじゃないだろ…。
「それに、事情も朧気ながら読めたわ。」
「じゃあ!」
「だが、貴様らの人となりを知るのは別の話だ。」
「えぇ…」
「立ち会い人も決まったのなら、後は剣を交えるのみ!」
「ああ、そうだな!軽く勝利して、今回の件をきっちり説明してもらうとするわ!」
「ふはは、俺に勝てたなら、答えてやるさ。」
いちいち偉そうなんだよな、この王様…いや、偉いんだけどさ。
「初め!」
トレイニーさんの合図でリムルが仕掛ける。
数撃打ち込むが、全て防がれた。
「貴様の力はそんなものなのか、リムルよ!」
「うるさい!まだ本気を出していないだけだし!慌てんな!」
次に仕掛けたのは…ガゼル王だ。
「ぬああぁ!」
一撃が…重い。剣聖の名は伊達じゃないようだ。
「ふっ。」
ん?あの構えは…
「ゆくぞリムル!朧・地天轟雷!」
早い!だけど私は…私たちはこの技を知っている。
リムルは下から切り上げられた一撃を躱したようだ。だがすぐ次が来る。次は…上!
カァン
ガゼル王の攻撃をリムルは受け止めていた。
「ふっ、ふふふふ、ははははは!俺の剣を受け止めよったわ!」
「それまで。勝者、リムル=テンペスト。」
「剣を交えてよく分かった。お前は邪悪な存在ではない。」
うんうん。
私だけでなくみんな頷いている。
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最高です! - 最高最高最高最高最高 (9月27日 19時) (レス) @page6 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
nana1021kpsg(プロフ) - とても面白くてお気に入り作品にさせていただきました!ただ、誰が何を喋っているか分かりづらいので、名前等を書いていただけるとありがたいです。 (2023年3月31日 1時) (レス) @page6 id: 06273e7c15 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - もしかして犬夜叉…?? (2023年3月17日 10時) (レス) @page12 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
わらじ - アクトの鳴き声可愛いです。 (2023年1月20日 23時) (レス) @page48 id: 42cb93ed04 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すみません。誰かアクトについて教えていただけないでしょうか (2022年8月13日 0時) (レス) @page1 id: 54ed83ce57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月12日 19時