検索窓
今日:175 hit、昨日:266 hit、合計:633,152 hit

第63話 ページ19

「リムル様とA様に仇なす存在ならば容赦はしないが、同盟に参加し、盟主と仰ぐのなら敵ではない!」


おお、ベニマルが成長してる…!少し前までは、里や仲間のことになると人の話を聞かない節があったけど…これはなかなかに感動するな。


「あ、仇なすなど滅相もない!
あの方は…貴方様は我らを救ってくださった。従いこそすれ、敵対など有り得ん…!」

「では、俺たちは同じ主を頂く仲間だ。

せいぜいリムル様とA様の役に立て。それを詫びとして受け取っておこう。」

「ま、そういうことだ。
1番悪いのはゲルミュッドだし。私としても、オークの労働力はあてにするつもりなんだ。これからはよろしく頼むよ。じゃ。」


私たちが歩き出した後ろでオークジェネラルが頭を下げる。


「父王ゲルドの名に誓って。」




その後、私たちは街に戻った。1部のオークも一緒にだ。


この街はまだまだ発展途上。作りたいもの、やりたいことも沢山ある。
さっそく働いてもらわないとな。


「A様、おかえりなさいませ。」

「ああ、変わりないか?」

「はい。」

「そうか、ありがとうな。」

「!いえ、勿体ないお言葉。」


と、そこへソウエイが姿をあらわす。


「A様、リムル様がお呼びです。」

「?分かった、すぐ行くよ。」

「ならば私も…」

「リムル様がお呼びなのはA様だけだ。分をわきまえろ、悪魔。」

「おや、私はA様の秘書兼護衛です。常にお供するのが仕事ですので。」

「度が過ぎると言っているんだ。」

「忠誠が厚いと言ってください。」

「なんにせよお前がA様とリムル様の話し合いに参加しても良い理由にはならん。」

「はぁ…私は1人で行く。お前らは…手合わせでもしてろ。」

「承知しました。リムル様は執務館におられます。」

「そんな!A様…」


はぁ、あいつらのあの対抗心は本当に何とかならないものか…。せめて別のところにでも向いてくれればいいんだけどな。


そんなことを思いながら執務館へ向かった。









【おはこんばんにちは、作者です!


やばいですね…めっちゃソウエイに偏ってる…。

彼のこの気持ちは純粋な忠誠心…のハズです。多分…。】

第64話→←第62話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (245 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
647人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

最高です! - 最高最高最高最高最高 (9月27日 19時) (レス) @page6 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
nana1021kpsg(プロフ) - とても面白くてお気に入り作品にさせていただきました!ただ、誰が何を喋っているか分かりづらいので、名前等を書いていただけるとありがたいです。 (2023年3月31日 1時) (レス) @page6 id: 06273e7c15 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - もしかして犬夜叉…?? (2023年3月17日 10時) (レス) @page12 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
わらじ - アクトの鳴き声可愛いです。 (2023年1月20日 23時) (レス) @page48 id: 42cb93ed04 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すみません。誰かアクトについて教えていただけないでしょうか (2022年8月13日 0時) (レス) @page1 id: 54ed83ce57 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月12日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。