第63話 ページ19
「リムル様とA様に仇なす存在ならば容赦はしないが、同盟に参加し、盟主と仰ぐのなら敵ではない!」
おお、ベニマルが成長してる…!少し前までは、里や仲間のことになると人の話を聞かない節があったけど…これはなかなかに感動するな。
「あ、仇なすなど滅相もない!
あの方は…貴方様は我らを救ってくださった。従いこそすれ、敵対など有り得ん…!」
「では、俺たちは同じ主を頂く仲間だ。
せいぜいリムル様とA様の役に立て。それを詫びとして受け取っておこう。」
「ま、そういうことだ。
1番悪いのはゲルミュッドだし。私としても、オークの労働力はあてにするつもりなんだ。これからはよろしく頼むよ。じゃ。」
私たちが歩き出した後ろでオークジェネラルが頭を下げる。
「父王ゲルドの名に誓って。」
その後、私たちは街に戻った。1部のオークも一緒にだ。
この街はまだまだ発展途上。作りたいもの、やりたいことも沢山ある。
さっそく働いてもらわないとな。
「A様、おかえりなさいませ。」
「ああ、変わりないか?」
「はい。」
「そうか、ありがとうな。」
「!いえ、勿体ないお言葉。」
と、そこへソウエイが姿をあらわす。
「A様、リムル様がお呼びです。」
「?分かった、すぐ行くよ。」
「ならば私も…」
「リムル様がお呼びなのはA様だけだ。分をわきまえろ、悪魔。」
「おや、私はA様の秘書兼護衛です。常にお供するのが仕事ですので。」
「度が過ぎると言っているんだ。」
「忠誠が厚いと言ってください。」
「なんにせよお前がA様とリムル様の話し合いに参加しても良い理由にはならん。」
「はぁ…私は1人で行く。お前らは…手合わせでもしてろ。」
「承知しました。リムル様は執務館におられます。」
「そんな!A様…」
はぁ、あいつらのあの対抗心は本当に何とかならないものか…。せめて別のところにでも向いてくれればいいんだけどな。
そんなことを思いながら執務館へ向かった。
【おはこんばんにちは、作者です!
やばいですね…めっちゃソウエイに偏ってる…。
彼のこの気持ちは純粋な忠誠心…のハズです。多分…。】
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最高です! - 最高最高最高最高最高 (9月27日 19時) (レス) @page6 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
nana1021kpsg(プロフ) - とても面白くてお気に入り作品にさせていただきました!ただ、誰が何を喋っているか分かりづらいので、名前等を書いていただけるとありがたいです。 (2023年3月31日 1時) (レス) @page6 id: 06273e7c15 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - もしかして犬夜叉…?? (2023年3月17日 10時) (レス) @page12 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
わらじ - アクトの鳴き声可愛いです。 (2023年1月20日 23時) (レス) @page48 id: 42cb93ed04 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すみません。誰かアクトについて教えていただけないでしょうか (2022年8月13日 0時) (レス) @page1 id: 54ed83ce57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月12日 19時