第53話 ページ9
｢何をボケっとしている！豚が！
はぁ、時間が無い。手出しは厳禁だが、俺がやるしか無いか…死ね！｣
そう言ってゲルミュッドはガビルに向けて魔法を放った。が、どうやらガビルの側近たちが身を呈して守ったようだ。
なかなか仲間に頼られているらしい。少し見直したな。
｢お前たち！｣
｢ガビル様が無事で…｣
｢良かっ…た…｣
ﾊﾞﾀﾝ
｢お、お、うおおああ〜〜！ゲルミュッドさまああ〜！｣
｢オークロードの養分となり、俺の役に立つがいい！｣
と、ゲルミュッドはまた魔法を組み立てる。
｢ふははははは！上位魔人の強さを教えてやる！死ね！
｢ゲルミュッド様ああああぁぁぁぁ〜〜〜……｣
あれはやばいな、助けに…
《告。その必要は無いかと。》
どういうことだ？
助言者が答えるより前に意味が分かった。
ガビルの前にリムルが立ち、あいつの魔法を食ったのだ。
｢なぁ、これが全力か？この程度の技でどうやって死ぬんだ？｣
｢き、貴様…｣
｢貴方は…貴方様は…！｣
｢ほれ！｣
と、リムルはガビルたちに回復薬を渡した。
｢部下たちに使ってやれ。｣
だと。ほんとに優しいね、リムルは。
｢さて、A。｣
｢ああ。｣
私は前に出てゲルミュッドを粘鋼糸で縛る。
｢お前はオークロードを見てろ。不審な動きがあればすぐに知らせてくれ。｣
｢畏まりました。｣
｢な、これは…！お、お前は…いつかの名持ちの鬼人！確か…Aと言ったか！助けろ！そうすれば上位魔人である俺のそばに置いてやる！｣
｢煩い。｣
私はゲルミュッドの口まで糸で覆う。鼻は出してあるし、窒息することは無いだろ。
何より、今すぐ黙らせないと殺しにかかりそうなのが3人、4人、5人…沢山居た。
それはさておき、先ずリムルが近づき1発腹にお見舞いした。
｢A、こいつの口の糸、外せるか？｣
｢？ ああ、今外すよ。｣
私が口を解放した途端、
｢貴様、上位魔人であるこの俺に！｣
とかほざいてたから蹴りをいれてやった。糸が切れ、ゲルミュッドの体が軽く飛ばされる。
｢上位魔人とかなんとか言って、本当は大したことないんだな。｣
リムルのその言葉と私たちの攻撃は、こいつの心を折るには十分だったようで
｢な、仲間にしてやろう…！｣
とか何とか言ったがリムルがもう1発殴った。
｢ぎいいいえぇ！貴様ら！終わるぞ、あのお方がお前らを許さんぞ！｣
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最高です！ - 最高最高最高最高最高 (9月27日 19時) (
レス) @page6 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
nana1021kpsg(プロフ) - とても面白くてお気に入り作品にさせていただきました！ただ、誰が何を喋っているか分かりづらいので、名前等を書いていただけるとありがたいです。 (2023年3月31日 1時) (レス) @page6 id: 06273e7c15 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - もしかして犬夜叉…?? (2023年3月17日 10時) (レス) @page12 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
わらじ - アクトの鳴き声可愛いです。 (2023年1月20日 23時) (レス) @page48 id: 42cb93ed04 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すみません。誰かアクトについて教えていただけないでしょうか (2022年8月13日 0時) (レス) @page1 id: 54ed83ce57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年9月12日 19時
