第77話 ページ33
｢まぁそう怒るな。それよりも勝負するのだ！｣
｢は！？ふざけるな！人の話を聞けよ！｣
《マスター、落ち着いてください。ここで個体名ミリム・ナーヴァと戦闘になれば、99.98%の確率で死亡します》
分かってる…けど…！
｢何だ？Aが私の攻撃を止められたとしても、勝ち負けが決まった訳では無いぞ？｣
｢……今の私に戦う意思はないよ。｣
｢じゃあどうするのだ？決着はついていないぞ？｣
｢そうだな…じゃあ引き分け。勝敗はまた今度ってことで。｣
｢うむむ…分かったのだ！今は我慢する！いつか本気の戦いをしような、A！｣
｢ああ。｣
｢ではリムル、お前と戦うとしよう！｣
｢は！？｣
｢駄目か？｣
｢いやいや、リムルは関係な…｣
｢大丈夫だよ、A。俺に任せろ！｣
｢よし！私も遊び足りないのだ！すぐやるぞ！｣
｢リムル、何か策が？｣
｢まぁ、諦めたらそこで試合終了だから、やるだけやってみるさ。期待はするなよ。｣
｢ほう？私に臆さぬのか。｣
｢自信があるのなら、俺の攻撃を受けてみるか？｣
｢ははは！良いのだ、面白そうなのだ！
ただし、それが通用しなかったなら、お前は私の部下になると約束するのだぞ？｣
｢分かった。｣
リムル…大丈夫か…？
《解。測定可能な下限段階で、魔素量がマスター及び個体名リムル＝テンペストの10倍以上です。》
まだ本気出してないのに、私たちの10倍の強さか…リムルも大賢者でわかるはずだが…
リムルが構える。手の中にあるのは…金色の液体？
《解。分析の結果…》
待て、リムルが動いた！
｢くらええぇぇぇ！｣
リムルはミリム・ナーヴァに近づき…その液体を口に押し当てる。と…
｢なんなのだこれは！こんな美味しいもの、今まで食べたことないのだ！｣
え？
《マスター、宜しいでしょうか。》
あ、うん、
《分析の結果、リムル＝テンペストが取り出した液体はハチミツでした。》
ハチミツ！？
｢どうした？魔王ミリム。｣
｢ふぇ？｣
｢この俺の勝ちだと認めるならば、さらにこれをくれてやってもいいんだが…｣
｢は…はわわわ…！欲しいぃ…だがしかし…負けを認めるなど…｣
リムルは手に出していたハチミツを口に入れる。
｢う〜ん、美味しい〜！｣
｢あぁー！｣
｢おっと、そろそろ残りが少なくなってきたぞー？｣
｢待て待て、提案がある！
引き分け、Aと同じように、今回は引き分けでどうだ！？今回の件、全て不問にするのだ！｣
｢ほほう？｣
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最高です！ - 最高最高最高最高最高 (9月27日 19時) (
レス) @page6 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
nana1021kpsg(プロフ) - とても面白くてお気に入り作品にさせていただきました！ただ、誰が何を喋っているか分かりづらいので、名前等を書いていただけるとありがたいです。 (2023年3月31日 1時) (レス) @page6 id: 06273e7c15 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - もしかして犬夜叉…?? (2023年3月17日 10時) (レス) @page12 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
わらじ - アクトの鳴き声可愛いです。 (2023年1月20日 23時) (レス) @page48 id: 42cb93ed04 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すみません。誰かアクトについて教えていただけないでしょうか (2022年8月13日 0時) (レス) @page1 id: 54ed83ce57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年9月12日 19時
