ぬいさんと奇妙な日常！？4

135 ページ4

「あ…」




これ、私の鞄…。






でも何でそれを安室さんが？




きっと犯人を捕まえたときに
取り返してくれたんだと思うけど…

安室さんには、
ひったくりにあったことなんて
言ってないし…。







透「偶然にも探偵の仕事で、
犯人がおりた駅の近くにいまして…」



なんて苦笑いしながら
その経緯を話してくれた。









どうやら防犯カメラを
調べていたまつぬいさんから
連絡をもらった安室さんと
ふるぬいさんが
聞いた特徴と似ている人を
問い詰めたところ
すんなりと犯行を認めたらしく、
すぐに私の鞄だと分かったらしい。






「そうだったんですね。
本当にありがとうございました」




ペコりと頭を下げると、


" 探偵として人として
当たり前の事をしただけですから "


と言う安室さん。









きっとこういう人柄だから
探偵の依頼があるんだろうなぁ。





「安室さんがもし警察官だったら、
誰よりも正義を貫く
いい警察官になりますね！」




探偵でそうなら、
きっと警察官だったら
そうにきまってる！！








透「Aさん…」



ふぬ「ぬう…(ご主人…)」






その時、

安室さんとふるぬいさんが
一瞬悲しい顔をしていたなんて
私には知らなかった。

136→←134

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す