ドSに目覚めた

よん ページ6

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さて、伏黒の許可を得た事だし次は悠仁、最後に五条先生に許可もーらお



『お、いたいた』


悠仁は普通に教室に居た。

探す手間省けて助かるよ、やっぱ優しいわ悠仁



「うげ…何か用？」


…あからさまに嫌そうな顔をしたぞコイツ

ちょっと、失礼でしょ気持ちはわかるけど


悠仁の机の前に屈んでわざと上目遣いをする
これ目がぱっちり大きく見えるから結構使えるんだよね


『偶に悠仁の部屋凸っていい？
伏黒と狗巻先輩は許可済み』


「嫌だけど」


『めっちゃ真っ向から拒否るやん』


いけね、関西弁出ちゃった
東京で使うの嫌だからなるべく隠してるのに…



「和田って関西弁なんだ、そっちの方がいいんじゃね」


『マジ！？…いや、止めとくよ』


悠仁の言葉が染みる…。
だけどちょっとトラウマって言うか抵抗がまだあるから止めとこう


「何で？」


『んー、別にいっか

大阪から東京に来た時に言われたの、関西弁って変だよねーって、また言われるのウザいから抑止してたの』


「へー、何で変って思うんだろーな」


『さぁ』


それから話題を変えて世間話、突撃許可、世間話、世間話、五条先生の奇行の順番で話してると悠仁が


「俺と居る時でいいから普通に喋ってよ
どんなのか気になる」


と言ってきた、凄く嬉しい



だから当然『おっしゃ任せろ！』と返答し関西弁で雑談




『あ、悠仁、あん時何でとい…、御手洗(みたらし)行ったん？』


思い出して聞いてみると悠仁は頭を机に打ち付けた。

ダァンッ！！って鳴ったけど…頭大丈夫？(怪我の心配)


「…忘れて…」


その懇願する声は私の加虐心を擽るに十分過ぎた。


『…んふ、なんて？』


「…忘れて下さ『悠仁、どこ見てんの』へ…」


立ち上がり、左手で悠仁の耳を少し撫でながら顎を掴み無理矢理目を合わさせる。

少し触っただけで耳は真っ赤になってる


『お願いする時は目を見て言わないと』


「うぅぅ…忘れて下さい…」


『やだね』


初々しさが堪らない

お願いする時の顔も私が拒否した時の呆気にとられた顔も全部可愛い

これは好きだから思うんじゃなくて


『でも悠仁、満更じゃなさそうやったよな』






『知っとる？そーゆー関係は好きやなくても成り立つんやで』





本能的な物なんだと思う。

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