34.旅行計画�� ページ42
.
恵「今度旅行に行きたい。お前ら協力してくれ。」
1年だけでの任務を終えて遅めの晩御飯にと任務地近くのファミレスへ寄り各々食べ終えた頃合で、唐突に伏黒が呟いた。
悠仁「おぉ！！みんなで！？いいねぇ！」
恵「いや違う。俺がAさんと2人で行きたいんだよ。お前は着いてくるな。」
勢いよくテーブルから身を乗り出した虎杖を食後のブラックコーヒーを飲みながら両断する。
分かりやすくしょんぼりする虎杖。
野薔薇は澄ました顔で2人の向かいで脚を組みながらオレンジジュースをすすっていた。
悠仁「えぇ？俺、Aさんのことちょー尊敬してるのに…。」
野薔薇「…ふーん。成る程、その旅行でキメようってわけね？」
恵「…まぁ、そんなところだ。」
多少の照れからか少し目を逸らしながら再びコーヒーを口に運ぶ伏黒に、野薔薇はある要望と引き換えに快諾の言葉を述べる。
野薔薇「ま、いいわ。協力してあげる。その代わり、あんた達で私の荷物持ち20回分ね♪」
恵「ああ、助かる。」
悠仁「えぇ！？俺も荷物持ちなの！？20回って多くない！？」
恵「いや元はと言えばお前の所為でもある。我慢してくれ。」
漸く手に入れた愛しい彼女と2人で過ごす貴重な時間の度重なる邪魔者の中に、数パーセント程虎杖が混じっていたのだ。
まぁ、大半は五条に夏油、そしてほぼ毎晩のように晩餐会に参加する2年メンバーの所為なのだが。
悠仁「ひどくない！？俺何かした！？」
恵「…はぁ、自分の胸に聞いてみろ。」
野薔薇「よし！じゃ、日にちは決定ね！」
恵「はぁ？なんでそこお前が決めるんだよ。」
野薔薇「はぁ"？(私より先に)クリスマスに2人でホテルで過ごさせると思ってんの？」
悠仁「じゃあいつなん？」
野薔薇のその辺のヤンキーなら一瞬で塵にできそうな凄みを意にも介さず虎杖は尋ねた。
野薔薇「おい伏黒、アンタ誕生日いつ？」
恵「……12月22日。」
野薔薇「じゃ、日取りはそれで決定ね♪わかってると思うけど、ラブホはなしだから。」
悠仁「駄目なの？なんで？」
恵「…んなことくらいわかってる。当たり前だろ。
本命相手にそれは有り得ないって、五条さんもそう言ってたしな。」
悠仁「…先生、そんな事まで教えてくれんの？」
恵「…そう言えば、親父もそう言ってたな。」
悠仁「…え、親子ってそんな会話まですんの？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 789人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sou(プロフ) - 平和で甘い世界観！好きです♡♡ (2022年1月31日 22時) (
レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ひなりーズさん» コメントありがとうございます！♡五条悟の方から飛んで来てくださるとは！感動です(*^ ^*)それはもう確実に"蒼"ですね！笑 そう言って貰えてとっても嬉しいです！！こちらこそアイラブユーです♡(^^)笑 (2021年10月26日 21時) (レス) id: d771ac194a (このIDを非表示/違反報告)
ひなりーズ - 夏油さん…残り香でわかっちゃう域に達しないでね…これ以上はやべぇよ、？五条さんの方から使えもしない術式順転“蒼”で跳んできました!(?)めっちゃ面白いです！あいらぶゆーｱﾙﾃｨﾒｯﾄです！ (2021年10月26日 18時) (レス) @page41 id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アリス | 作成日時：2021年10月7日 17時
