祓本五条に愛されて【五条悟】

ある楽屋にて ページ5

．




ーーーある局の楽屋にて



今話題で持ちきりのお笑いコンビ
祓ったれ本舗、略して祓本




「押してねーか？収録」
「さっき確認したら、2本目ゲストのアイドルが
トラブルで入り遅れてるってさ」
「はぁ？！勘弁してくれよ」
「まぁまぁ、悟」

「明日大事な大事なイベントが控えてる訳。」
「あぁ、あの言ってた推しの？」
「何が何でも出席するし、絶対会うの！！今日早く帰って
明日に備えて入念に『五条さん、明日は番組収録と
単独公演の打ち合わせ、ラジオもありますので
某イベントは元々スケジュールにありません』


「おい伊地知！！！絶対無理。何が何でも行く。」
『ッ五条さん、困ります…。』
「わがまま言うんじゃないよ、悟〜」


「もういーから、プロデューサーに今日巻けるか聞いてこい。後10分でゲストが入りまだなら、ちゃっちゃと2本目撮るぞ」『はぁ、五条さん』「悪いね伊地知、とりあえず入りだけ聞いて貰える？」

顔が真っ青になりながら控室を出る伊地知




「ほら、悟。推しでも見て落ち着いたらどうだい。」
「おっ！！Aインスタ更新してんじゃん」

「はぁ〜♡今日も世界一可愛いなぁ我が女神♡」メロメロン
「やれやれ、で女神から返事は」
「は？ねぇけど？」
「ぶっっ、それで明日イベントに無理やりに
押しかけるつもりかい？」「うっっせっ！！！」
「そんなんだから、元彼は相手にされな「あ゛ぁ！！！！」
「？？？」「何だよ、この野郎モデル！！！許せねえ。Aと向き合って微笑んでいいのは俺だけだっつの」「はいはい。」




ーー飛んだ元彼だな。Aも堪ったもんじゃない
悟の大声で耳が痛くてたまらないよ。



あの人気女優園Aは実を言うと、私達の高校時代の同級生で相方の元彼女。青春を過ごした親友だ。
もう1人の硝子はAの専属マネージャー

やれやれ、近々労りの電話でも入れるか。





楽屋挨拶にきた後輩芸人に、目配せし取り込んでて
すまないね。と断りを入れる傑であった。






＊

祓本五条は文句たれるくせして、本番には間に合うけどしっかりと入りに寝坊するタイプ。台本見てないから本番にネタバレ滑らしたりして先輩芸人に拳骨喰らうよね〜ファンにまたタンコブ作って🥲と心配される悟ちゃん🕶️

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