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あけましておめでとうございますはいつまでするの？★1 ページ19

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1月1日、目が覚めたのは、昼過ぎ。

Aは、起きていて、

あ「もしもし？あけましておめでとう。うん。大丈夫だから。明日お姉ちゃん家に行ってくるね。わかったから、あ、風邪ひかないでよ～。はーい。」

実家かな？声でわかる。

心を許してる人には、少しだけ、甘えたな声になるんだよね。

本人は気付いてないんだけど。

電話を終えたAが、

あ「あ、起きたんだ。おはよ。」

雅「おはよ・・・」

まだ、上手く頭が働かない。

久し振りの休み。あー！今日、何しよ？

雅「今日、何するんだっけ？」

あ「実家帰るんじゃなかったの？」

雅「そうだけど・・・A、来る？」

思いついたのは、さっき、Aが実家に電話してる時。

あ「行ってもいいのかな？」

雅「初めてなわけじゃないんだし。大丈夫じゃない？」

あ「確かにそうだけど・・・」

久し振りっていうか、最後に行ったのは5年以上前だしね。

でも、俺さ、ちゃんと、親に言ってなかったし。

どうせ言うなら、連れて行った方が手っ取り早いんだよね。

雅「じゃぁ、今から電話で言ってみるから。だったら安心でしょ？」

あ「うん。」

俺も人見知りだけど、Aはもっとひどい。

ちゃんと仕事出来てんのか心配になるくらい、警戒心が強い。

でも、一応？それなりに出世してるみたいだし、仕事はちゃんとしてるんだろうけど・・・

寝室に戻って、実家に電話をしてみると・・・

母『もしもし。雅紀？』

出たのは、母さん。

雅「あけましておめでとうございます。」

母『なに？いきなり。もしかして帰れなくなった？』

そんな事よくあるしね・・・仕方ないんだけど。

雅「いや、帰る！えっと、あの、さ、もう1人連れてきてもいいかな、って・・・」

ヤベ、なんか、今までこんなに改まって言った事なかったから、変に緊張する・・・

母『わかった。フフ、楽しみにしてるわね。あ、お父さんと変わる？』

雅「いいよ。どうせ、。後で会うんだし。」

母『それもそうね。さ、お母さんは、今から準備しなくちゃ！いい子だといいいんだけどなぁ』

雅「それは大丈夫！」

母『あら、スゴい自信ね。』

雅「ひゃひゃひゃ、任せてよ！じゃ、後で。」

母さんには、敢えて言わなかった。

だってさ、母さんの中の良い子の基準は絶対満たしてるから。

あの頃、母さんもAが大好きだったでしょ？

Aも、母さんと仲よかったから。